地域おこし協力隊のHPを作ってはいけない理由

私は、長野市地域おこし協力隊七二会(なにあい)地区を担当しています。

今回は、Webサイトの運用ではなくWebサイト設計の話です。

安易に地域おこし協力隊のHPを作るな

自分の活動をPRしたい方は多いです。

活動をPRしようと地域おこし協力隊のHPを作ると、ほとんどの場合失敗します。

長野市では、14の地区にて地域おこし協力隊が活動しています。ほとんどの地区で地域おこし協力隊のHP・Facebookを持っていますが、ことごとく失敗しています。

失敗とは、ここでは多くの方に参照されていないHPのことです
※HPは蘇られることもできるので悲観することもないです

HPは、優れたお店でもあり、営業マンでもあります。

ほとんど参照されないHPがあると、閉店したお店と同じです。また、営業しない営業マンを雇っているのと同じです。

PRどころか真逆の効果を発揮してしまいます。「この人にお願いしても駄目かもしれない」というマイナスのブランドが出来てしまうことです。

参照されないHPを作っているようでは「ITが得意です。HPも作れます!」とは言えなくなります。

同じ「地域の情報発信」でも主軸によって評判が変わる

もし、あなたがず~っと地域にいる方なら、どちらに興味を抱きますか?

  • なにあいドットコムで「地域の情報発信」
  • 地域おこし協力隊七二会(なにあい)地区のHPで「地域の情報発信」

私が地域の住民であるなら、後者には興味を持ちません。他人のPRほどウザイものはないからです。

それが地域の方のためのHPなら自分のことになるので興味がわいてきます。

そもそも住民は、地域おこし協力隊に興味がない

みんな自分に関することには興味があるけど、他人には興味がありません。

※その一方で噂話は、大好きです

興味のない人にアピールされると、どうでしょうか?PR活動が厚かましい行為になってしまいます。

アピールするだけ時間のムダです。黙って作業をしましょう。

1カ月に数回の更新では誰も見ない

HPは、お店と一緒です。1か月に2・3回しか開店しないお店には行かないようにHPの基本は毎日更新をする必要があります。

「地域の人が見たい!」ってニーズもないのにHPを毎日更新するのも難しいです。

また、収入になるのなら良いですが、収入になる見込みもないのに毎日更新することも辛いです。

いろんな地域おこし協力隊を見ています。最初は、頑張って毎日更新しますが長続きません。

毎日更新すれば話は別

地域おこし協力隊のHPは作るなと書きましたが、無理なく毎日更新する仕組みを作れば、話は別です。

長野市地域おこし協力隊ブログ - ながのシティプロモーション

このホームページは、長野市の協力隊が月に1回のペースで書いています。

現在は、20人程度いますので、平日に限りほぼ毎日ホームページを更新しています。

 

私が地域おこし協力隊になったときは、ほとんど更新されない死んだホームページでした。

協力隊が集まって打合せした結果、各隊員が月に1回必ず更新するようにルールを作りました。

死んだホームページが復活した瞬間です。

2015年8月以降と前で比較してください。無理なく更新する仕組みを作ることで不可能が可能になります。

でも、なかなか七二会(なにあい)地域の方が見てくれません。主軸が協力隊だからです。

でも協力隊に興味のある方には、大きなPRが出来ています。

 

住民が欲することを分析する

七二会のホームページ「なにあいドットコム」に話を戻しましょう。

私が七二会(なにあい)の地域おこし協力隊のホームページを作っても失敗することはわかっています。

読んでほしいのは、七二会地域に住んでいる方です。

最初に七二会地域の方が何を欲しているかを分析しました。

  • 七二会のニュース
  • 七二会の美しい写真
  • 知らない七二会を知りたい
  • 七二会のイベントを知りたい

やっぱり地域おこし協力隊の情報は欲していないです。

いきなり自分をPRしても失敗します。いきなり目的に走ってはいけないのです。

地域おこし協力隊七二会地区のHPではなく、七二会地域による七二会地域のためのHP「なにあいドットコム」を作りました。

上記は、ホームページを開設する前に判断する必要があります。だからWeb設計なんです

参照されないホームページが存在すると信頼を無くします。

記事は住民に書いてもらう

いきなり書いてよ!っと言っても地域の方は、書いてくれません。だからと言って私の記事ばかりだと地域の方が読みたいハズもありません。

林業と情報発信を兼任している私が毎日書くのは無理です。

ホームページ開始時は、自分が書きました。

本日からホームページが正式に公開されます。

次に住民自治協議会に書いてもらいました。

アサギマダラ蝶が飛来する!塩フジバカマ園いよいよ開園

毎日、七二会のことを書いていると、住民からも投票が来るようになりました。

誰も、私の活動なんか読みたくありません。読みたいのは地域の方が書いた七二会の記事です。

定着してからPR

以下のようにある程度、定着してからオマケの存在としてPRします。前面にでるとウザイのあくまでもオマケです。

「地域おこし協力隊」の業務について

良い記事を書くには綺麗な写真も必要

綺麗な写真があると良いです。D5300タグにまとめていますので興味のある方は読んでください。

6万円程度のカメラで綺麗に撮影できます。

D5300』タグ

HTMLの知識もあると良い

ホームページは、HTMLで出来ています。HTML5 & CSSを学ぶと綺麗な記事を作れるようになります

七二会にゆかりがある方も読者に

七二会の住民のために作ったホームページですが、七二会にゆかりのある方も熱心に読んでくださっています。

嬉しいです。七二会の人口の10倍以上の方が読んでいます。毎月1万ページ程度参照されています。

「なにあいドットコム」のリピーターは59.01%です。10人に6人は、再訪問している七二会ファンです。

私のサイト(PCまなぶ)は、15.69%でリピーターは、少ないです。(泣)

まとめ:成功するステップ

情報発信の成功パターンの一つは、以下の通りです。すごく長い道のりですが...

  1. 協力隊ではなく住民のために情報を提供する
    ⇒おのずとHPのタイトルも決まる!
  2. 住民だけでHPが更新できる仕組みを作る
    ⇒自分で毎日更新すると大変。地域が投稿した方が良いHPができる!
  3. いろんな住民が「なにあいドットコム」を参照する
  4. 「いったい誰が作ったんだ?」と話題になる
  5. さりげなく、作ったのは自分だととPRする
  6. 多くの人に愛されるホームページが完成する
  7. 「私のHPも作って!」って私に仕事の依頼も来る

多くの方は、自分の目的に走ってしまいます。しかし本当に大切なのは読者が何をして欲しいのかを理解することです。

読者の思考を分析して、読者が理解しやすいように上記のステップで行うと良いでしょう。

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