今どきのスマホには、充電を高速に充電する機能が備わっています。誤った知識だと、急速充電2のつもりが、急速充電1になってしまいます。
急速充電1と急速充電2の充電速度の違いは、25%程です。
×充電専用ケーブル(通信不可)だと急速充電2対応の充電器でも急速充電1になってしまう。
0%から100%にするのに2時間38分でした。
○フル結線(通信可能タイプ)を選択ください。25%程度高速に充電できます。
今回の検証だと、9.75W/7.26W=134%となりました。計測時は34%高速に充電できていることがわかります。
0%から100%にするのに2時間6分でした。
目次
速度の違い
グラフで見ると、以下のように違うことがわかります。
急速充電1と急速充電2の違いは、以下の通りです。参考情報として、Quick Charge 3.0も記載します。
正式名称 | ドコモ名 | 速度 |
---|---|---|
Quick Charge 1.0 | 急速充電1 | 充電が40%高速に |
Quick Charge 2.0 | 急速充電2 | 急速充電に比べ25%程高速 |
Quick Charge 3.0 | - | 急速充電2に比べ最大27%程高速 |
実測の違い
158分/126分=125%なのでメーカーの情報と合致します。
急速充電1の充電時間 2時間38分=158分
急速充電2の充電時間 2時間6分=126分
高速に充電できる仕組み
スマホ発売当初は、電流量で充電速度をコントロールしていましたが、今のトレンドは、電圧もコントロールすることで、充電速度を制御しています。
Quick Charge 1.0は、5Vのみ対応
Quick Charge 2.0では5V、9V、12V、20Vの4つの電圧のみ
Quick Charge 3.0では3.6Vから20Vの範囲内で、200mVごとに最適に電圧を設定
尚、電池の残量が、少ないときほど高速充電になり、100%に近づくほど充電速度は遅くなります。
よって、電池の残量が少ない時ほど、高速充電技術が生きます。
Xperia X Performanceは、急速充電2に対応
残念ながらQuick Charge 3.0には対応していません。その代わりに、バッテリー寿命を延ばす技術が新搭載されています。
以下は、Xperiaアンバサダーの説明資料。
急速充電2に対応した機器が充実
まだ、急速充電3に対応した6ポート充電機は少ないですが、急速充電2に対応したものは充実しています。
私が愛用している以下の2製品は、対応しています。
少ないスペースで最速充電!Satechi 5ポートUSB充電スタンド
最高峰の急速充電器!CHOETECH 60W 6ポート Quick Charge 2.0対応
×充電専用ケーブルだと急速充電1になる
充電専用ケーブルだと急速充電1になります。じゃ不要になるかと言われるとそうではなく、例えば、パソコン経由で充電するときは、USB3.0端子に、これでないと充電時間が超遅くなるので注意。
○フル結線ケーブルで急速充電2が実現
まとめ:急速充電2に対応した機器とフル結線のケーブルを選べ
表題の落とし穴とは、最速充電を目指そうと、高品質な充電専用のケーブルを使っても、急速充電1になってしまう点です。
よって、急速充電2に対応した機器とフル結線のケーブルを選択しましょう。
尚、本機は、Xperia アンバサダープログラムのモニター企画で「Xperia X Performance」をお借りしました。
検証に使用した機器とケーブルについて
両側とも表裏を気にせず挿せる!Leesentec耐久性Micro USB ケーブル
3Aまでに対応しています。
最高峰の急速充電器!CHOETECH 60W 6ポート Quick Charge 2.0対応
マイクロソフト認定トレーナー。専業ブロガーになり1年経過(別名:ひきごもり)。ブロガーなのに誤字脱字王。滑舌が悪いのにYouTuber。『自己紹介』