PCまなぶ妻です。
昨年度、我が家の主人が会津若松市に単身赴任をしていた関係で、私たち家族は沢山、福島県を旅しました。
東北地方に馴染みのない私たちにとって旅先で出会うものすべてが新鮮でした。
磐梯山の自然の美しさ、喜多方市の歴史的みちすじの街並み、大内宿のじゅうねん味噌・・魅力的なものは沢山ありましたが中でも心をわしづかみにされたのは、会津もめんです。
会津もめんとは
昔々、伊予国松山より伊予縞と呼ばれる織物の技術者を招いて会津に技術を広めたのが始まりとされ、現在の会津もめんの多彩な縞模様は伊予縞が素地となっているそうです。
昭和以降、需要が急速に減少し、生産は縮小されて、現在は会津若松市内の原山織物工場と山田木綿織元の2社のみが担っています。
厚みがあり、ふっくらとした質感で一般的な木綿に比べて縮みにくいため、家庭での洗濯にも耐える程です。
また、盆地気候で夏暑く、冬は豪雪地帯の会津地方で親しまれているだけあり、夏は汗をよく吸い込みさらっと涼しい、冬は保温性に優れた着心地が特徴です。
レトロにしてモダン
縞織物なので、レトロな風合いですが、色とりどりの糸を使って織られているうえにデザインが斬新。ヴィヴィット!!です。
会津もめんに魅了される作家さんは多く、いろいろな作品が紡ぎ出されているようですよ。
IIE | 会津木綿を中心に会津の伝統素材を使って商品を製作・販売しているHP
会津もめんを探す
娘の髪飾りを手作りしてみようと七日町の『もめん絲』という会津もめんのお店に行ってみました。
はぎれが5枚セットにになっているものがありましたが、好みの組み合わせがなく迷っていると、お店のおばちゃんが「なに作るの?」と気さくに声を掛けてくれました。
事情を説明すると、「10㎝単位で小売りもしてるから、好きな柄、言ってみて。」と気持ちよく、反物を出してくれました。
お陰様で念願の会津もめんを購入することが出来ました。
もめん絲の外観。訪れたのは昨年暮れの雪の日でした。
自分なりに伝統工芸に親しんでみた
娘の髪飾りを作ってみました。
いきなり、お裁縫はハードルが高いので、100円ショップ」で、くるみボタンキットを購入。
入っているのは、パーツ2種類(aとb)、打ち具、打ち具台、型紙。他に、会津もめんとヘアーゴムを用意します。
1 打ち具台に型紙のサイズにカットした会津もめんとパーツaをのせる。
はみ出した布をくるむ。
2 1にパーツbをのせる。
3 打ち具でしっかり押し込む。
4 ヘアーゴムを通して完成。
何種類か作って、重ねづけても可愛いですよ♡
*第2弾として、パッチワークが得意な友人から教わり、ティーマットを製作中!
今度は手縫いのスカートつくりたいなあ。(私、ミシンが使えないので。)
まとめ
伝統工芸というと敷居が高いと感じてしまいますが、こんなに手軽に楽しむことが出来たのは、新しい発見でした。
また、今回、いろいろ調べることで、若い作家さんたちが会津もめんを使って、沢山、作品を作っていることを知りました。それを世に送りだすことで情報発信され、会津もめんの魅力が広がっているのですね。
これをきっかけに私もまずは地元の伝統工芸に目を向けてみたくなりました。
追記
こんなものもありました。お土産に超おすすめです。

マイクロソフト認定トレーナー。専業ブロガーになり1年経過(別名:ひきごもり)。ブロガーなのに誤字脱字王。滑舌が悪いのにYouTuber。『自己紹介』