画面の取り込みに[電源]+[Home]ボタン押していませんか?
スマートフォンが急速に普及したため、業務でスマートフォンの画面を取り込む方も多いのではないでしょうか。
その時に[電源]ボタン+[Home]ボタンを押している方いないでしょうか。一般的な方法ですが、業務で使用するには面倒です。なぜなら、そのあと、パソコンに取り込むまでに、USB接続⇒画像を探して・・・っと手間になるからです。
そんなことをしなくても、パソコン上にスマートフォンの画面を表示させ、好きなタイミングで取り込むことが出来ます。
あとは、SnippingToolなどで自由に取り込みます。本ブログ自身この方法で作成しています。Galaxyだけでなく、他社のスマートフォンも同様にできます。(ADBドライバのインストール方法が異なるぐらい)
実現方法
Googleが提供するAndroid Screen Monitor(以下、ASMと記載)を使用します。無料で利用することができます。言葉通り、スマートフォンの画面をPCモニター上に表示することができます。
必要なもの(ハードウェア)
Galaxy付属USBケーブル。100円ショップなどで購入したケーブルも可。
必要なもの(ソフトウェア)
ASMを動かすために、以下のソフトウェアおよび設定が必要です。
- Javaランタイムのインストール
- ADBドライバのインストール
- Android SDKのインストール
- パスの設定
- Android Screen Monitorのダウンロード
※Windows・Linux・OS Xにて動作可能
?インストール方法
Javaランタイム
Javaランタイムは、無料Javaソフトウェアをダウンロードからインストールします。通常のアプリケーションのようにダウンロードしてインストールするだけで大丈夫です。
ADBドライバインストール
Galaxy S3の場合は、Samsung Kiesをインストールするだけで?ADBドライバが自動的にインストールされます。まずは、Samsung Kiesをインストールしましょう。結構、時間がかかります。
そしてADBドライバがインストールされたことを確認するためには、Galaxy本体側をデバックモードにする必要があります。[設定]⇒[開発者向けオプション]⇒[USBデバック]としてUSBケーブルで接続します。上手くできると以下のメッセージが表示されます。
Android SDKのインストール
※ここは古いです。
Galaxy S4(SC-04E)の画面をパソコン上に表示するを参照ください。
Android Developers Android SDKからSDKをダウンロードします。
実行すると以下の画面になりますので[Next]ボタンをクリック
スタートボタンにショートカットを追加する確認が表示されますので[Install]をクリック
インストールが終了しました。[Next]をクリック
SDK Managerを起動します。Finishをクリック
おそらく、以下の二つのツールのインストールが必要でしょう。チェックをつけて、[Install packages]をクリック
パスの設定
ここでは、[tools]と[platform-tools]ディレクトリに対して、パスの設定をします。この二つのファイルは、隠しファイルのため、購入時の状態では、見つけることができません。
開発経験のない方は、ここがネックになるのではないでしょうか。パスの設定は、最悪、OSの再インストールが必要になりますので、慣れた人にさらっと行ってもらいましょう。
二つのディレクトリは、以下の場所にあります。
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Android\android-sdk\tools
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Android\android-sdk\platform-tools
この二つの場所を確認するため、[スタート]ボタンから[ユーザー名]をクリック。
[Alt]を押して離し、[ツール]⇒[フォルダーオプション]をクリック
[表示]タブから[詳細設定:]の部分を一番したにスクロールし、一番下の[保護されたオペレーションシステムファイルを表示しない(推奨)]のチェックをはずします。
また、少しだけ上にスクロールし、[ファイル]とフォルダーの表示]の中から[隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する]を選択し、[OK]ボタンをクリック
すると隠しフォルダが表示されますので、[AppData]⇒[Local]⇒[Android]⇒[android-sdk]⇒[tools]とダブルクリックします。
[スタート]キー⇒[コンピュータ]を右クリック⇒[プロパティ]
左側の[システムの詳細設定]⇒[詳細設定]タブ⇒[環境変数]
そして変数が[Path]と書いてあるもの選択し、[編集]ボタン
右矢印ボタンを押して、右端へ、[;]を入力、[Ctrl]+[V]で貼り付けをします。[OK]ボタン⇒[OK]ボタン⇒[OK]ボタンをおします。
同様の方法で[platform-tools]のパスも設定します。
Android Screen Monitorのダウンロード
Android Screen MonitorからAndroid Screen Monitor Ver.2.30 をダウンロードします。
ZIPファイルになっていますので、ダブルクリックし、[asm.jar]を、C:\などに保存します。
スタートボタンをクリックし、[cmd]と入力
コマンドプロンプトが起動しますので、
と入力します。※[C:\]に[asm.jar]を保存した場合
ADBドライバがインストールされているスマートフォンが接続されていると、以下の画面が表示されます。
[OK]ボタンを押します
初期設定では、あまりにも大きくなりすぎるため、縮小表示をします。
これで無事表示されるようになりました。
一度設定さえしてしまえば、コマンドプロンプトから
だけで起動できるようになります。
もっと楽に実行したい場合は、テキストファイルを作り、[Display.bat]などを作成し、コピペしておくと、次からダブルクリックだけで実行できるようになります。

マイクロソフト認定トレーナー。専業ブロガーになり1年経過(別名:ひきごもり)。ブロガーなのに誤字脱字王。滑舌が悪いのにYouTuber。『自己紹介』