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Galaxy S4(SC-04E)の画面をパソコン上に表示する

2013年5月25日

このページで学ぶこと

パソコンを使用して簡単に、Galaxy S4の画面をキャプチャする
※設定は、ちょっと面倒ですが、あとは、楽にパソコンからキャプチャできます。

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Galaxy S4のキャプチャ方法は、3つ

画面の取り込みに[電源]+[Home]ボタン押していませんか?

スマートフォンが急速に普及したため、業務でスマートフォンの画面を取り込む方も多いのではないでしょうか。

Glaxy S4から新たに、「手のひらモーション」が追加され、取り込み方法が増えました。

これらは、業務で使用するには面倒です。

なぜなら、そのあと、パソコンに取り込みUSB接続⇒画像を探して・・・っと手間になるからです。

※[電源]+[Home]ボタンだけで、無線で、パソコンアップロードされる方法を掲載しました
Galaxy S4の簡単画面キャプチャ&パソコンへの自動アップデート

そんなことをしなくても、パソコン上にスマートフォンの画面を表示させ、好きなタイミングで取り込むことが出来ます。

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あとは、スマートフォン側の画面を右クリックし、「Save Image...」で画像が保存ができます。

本ブログ自身この方法で作成しています。Galaxyだけでなく、他社のスマートフォンも同様にできます。
(ADBドライバのインストール方法が異なるぐらい)

実現方法

Googleが提供するAndroid Screen Monitor(以下、ASMと記載)を使用します。無料で利用することができます。言葉通り、スマートフォンの画面をPCモニター上に表示することができます。

必要なもの(ハードウェア)

Galaxy S4付属USBケーブル。または、100円ショップなどで購入したケーブルも可(通信可能なものを選択)。

必要なもの(ソフトウェア)

ASMを動かすために、以下のソフトウェアおよび設定が必要です。

  • Javaランタイムのインストール
  • ADBドライバのインストール
  • Android SDKのインストール
  • パスの設定
  • Android Screen Monitorのダウンロード

※Windows・Linux・MACにて動作可能

?インストール方法

Javaランタイム

Javaランタイムは、無料Javaソフトウェアをダウンロードからインストールします。通常のアプリケーションのようにダウンロードしてインストールするだけで大丈夫です。
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インストールしたかどうか忘れた方は、以下のURLをクリックします。
コンピュータで Java が動作しているかどうかをテストするにはどうすればよいですか?」
http://java.com/ja/download/testjava.jsp

インストールされている場合。そのままでOK

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インストールされていない場合。「無料Javaのダウンロード」をクリック
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Javaは、動作させるために必要なためインストールしてください。

ADBドライバインストール

Galaxyシリーズは、Samsung Kiesをインストールするだけで?ADBドライバが自動的にインストールされます。まずは、Samsung Kiesをインストールしましょう。結構、時間がかかります。
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今回は、ADBドライバが目的です。必ずチェックをつけてインストール
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Galaxy S4をデバックモードにする

ADBドライバがインストールされたことを確認するためには、Galaxy本体側をデバックモードにする必要があります。

詳細は、Galaxy s4をデバックモードにする方法に記載しました。

「設定」⇒「その他」⇒一番下の「端末情報」⇒「ビルド番号」を7回タップ。

これで「開発者向けオプション」が表示されるようになります。

「設定」⇒「その他」⇒下から2番目の「開発者向けオプション」⇒「USBデバック」

上手くできると、「デバイスマネージャー」で以下の表示になります。

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Android SDKのインストール

Android Developers Android SDKからSDKをダウンロードします。
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以下の画面になりますので[Download the SDK ADB Bundle for Windows]をクリック

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ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。

「adt-bundle-windows-x86_64-20130514」フォルダをC:ドライブ直下にコピーします。

パスの設定

ここでは、

C:adt-bundle-windows-x86_64-20130514sdktools

C:adt-bundle-windows-x86_64-20130514sdkplatform-tools

に対して設定します。

開発経験のない方は、ここがネックになるのではないでしょうか。パスの設定は、最悪、OSの再インストールが必要になりますので、慣れた人にさらっと行ってもらいましょう。(慣れた人であれば5分で終わります)

[Ctrl]+[X]
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[システムの詳細設定]をクリック

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[詳細設定]タブをクリックし、「環境変数...」をクリック

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Pathを探し、クリック。「編集...」をクリック

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右矢印ボタンを押して、右端へ、[;]を入力、[Ctrl]+[V]で貼り付けをします。[OK]ボタン⇒[OK]ボタン⇒[OK]ボタンをおします。

同様の方法で[platform-tools]のパスも設定します。

Android Screen Monitorのダウンロード

Android Screen MonitorからAndroid Screen Monitor Ver.2.40 をダウンロードします。

ZIPファイルになっていますので、ダブルクリックし、[asm.jar]を、C:などに保存します。

スタートボタンをクリック(Windows 8のときは、[Windows]キーを押す)し、[cmd]と入力

コマンドプロンプトが起動しますので、

java -jar c:asm.jar

と入力します。※[C:]に[asm.jar]を保存した場合

ADBドライバがインストールされているスマートフォンが接続されていると、以下の画面が表示されます。

[OK]ボタンを押します

必ず、スマートフォン側も「OK」ボタンを押してください。私は、これがわからず、8時間ほど真剣に悩みました。

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スマートフォンの画面が表示されました。初期設定では、あまりにも大きくなりすぎるため、縮小表示をします。
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右クリックし、[Zoom]⇒[25%]※解像度により異なる
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これで無事表示されるようになりました。
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一度設定さえしてしまえば、コマンドプロンプトから

java -jar c:asm.jar

だけで起動できるようになります。

もっと楽に実行したい場合は、テキストファイルを作り、[Display.bat]などを作成し、コピペしておくと、次からダブルクリックだけで実行できるようになります。

まとめ

業務でGalaxy S4の画面を扱う方は、「Android Screen Monitor」を使うことで、簡単に複写ができる。

また、この画面表示方法は、スマートフォン講習でも扱うことができます。

関連URL

Galaxy S4の簡単画面キャプチャ&パソコンへの自動アップデート

Galaxy S4をデバックモードにする方法

Galaxy S4とiTunesを連携する

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