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【WordPressのバックアップ】BackWPupの使い方 詳細

2013年5月19日

WordPressで作成した場合は、バックアップが重要

いままのホームページの場合は、自分のパソコンで操作するため、自然とバックアップができていました。

ワードプレスの場合、直接操作したり、DBを操作を扱うため、従来のやり方だとバックアップができません。

必ずバックアップは必要

レンタルサーバーの老舗ファーストサーバでは、誤ってデータを消去し、元に戻せなかった大規模事故がありました。このような場合、バックアップをしていなければ、永久にもとに戻すことはできません。

たとえレンタルサーバー側(ASP)がミスをしなくても、以下のような場合に大事な情報を失う可能性があります。

  • 誤操作による消去(誤ってデータを消去)
  • 変更ミス(変更したら全く動かなくなった)
  • マルウェア(外部から侵入され、破壊や改ざんされた場合)
    マルウェアとは、悪意のあるソフトウェアの総称

事故が発生してからでは、失われた情報は、二度と戻せません。事前の作業が必須です!

BackWPupを使用してWordPressサイトをバックアップ

BackWPupは、WordPressのバックアッププラグインとしてデファクトスタンダートと言ってもいいくらいメジャーなプラグインです。日本のサイトでも数多く紹介されていますが、記載されたバージョンが古く、説明もそれほど親切ではありません。

そこで今回は、最新バージョンであるBackWPup?Ver3.0.11について、わかりやすく説明します。

WordPressのバックアップに必要なデータ

  • FTP上のデータ
  • データベース上のデータ

FTP上のデータは、FTPソフトであれば、バックアップできます。データベース上のデータだけであれば、「WP-DBManager」プラグインもあります。

FTP上のデータとデータベース上のデータを自動的にバックアップソフトできるのは、BackWPupならではと言えるでしょう。

バックアップ先について

クラウド上に保存できることが大きな特徴です。DropboxやSugarSyncといったメジャーなクラウドサービスが利用可能です。

BackWPupの使い方

「プラグイン」⇒「新規追加」⇒「インストール」⇒「有効化」までは、いままでのプラグインと同じです。

「プラグイン」をクリック。「新規追加」をクリック。検索とテキストボックスに「BackWPup」と入力。「プラグインの検索」をクリック

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「BackWPup」を確認し、「いますぐインストール」をクリック

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「OK」をクリック

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「プラグインを有効化」をクリック

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バックアップするため新しいジョブ(仕事)を登録する

すると左下に「BackWPup」メニューが追加される。Add New Jobをクリック

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Add New Jobで表示される「タブ」について

まずは、General(一般)タブから順番に説明します。

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General(一般)タブについて

ここでは(1)から順番に説明します。

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(1)Job Name(仕事名)

ここは、動作に関係がないため、なんでもいいです。あとから名前の変更もできます。迷ったら初期値のままで。

(2)Job Tasks

何をバックアップするか、チェックをつけます。迷った場合は、全てにチェックをつけても良いですが、圧縮後のファイルが300Mbyte以内になるようにしてください。多くの人がDropboxで保存してます(筆者含む)。Dropboxでは300MB以内の制限があります。情報元:Dropbox - ファイルの容量制限や最大容量について 今回の説明では、初めの4つにチェック

■Database backup(データベース:必須)
■File backup(バックアップファイル:必須)
■WordPress XML export(投稿内容)
■Installed plugins list(インストール済プラグイン一覧)

□Optimize database tables(データベーステーブルの最適化)
□Check database tables(データベーステーブルのチェック)

300MByte以内にする方法。チェックを減らす。後ほど説明するタブで、バックアップ内容を減らす。バックアップするジョブを複数に分ける。

(3)Backup File Creation(保存するときのファイル名)

任意。今回は、参照しやすいZIPで

(4)Job Destination(バックアップ先)

任意ですが、Backup to Dropboxにチェックしている人が多い。

今回の説明もDropboxで!今回は、Dropboxのみチェックを付ける

(5)Log File(バックアップログの連絡)

基本的に、そのまま。

General(完成例)

念のため「Save changes」で保存

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セーブしたJobに戻る方法

一度セーブ(Save changesをクリック)すると、「Job Name」で指定した名前で登録されます。

誤って閉じてしまったり、後日、設定するときに、再編集する方法を記載します。

「BackWPup」をクリックし、「Jobs」を選択

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ジョブ名を確認し、Editをクリック

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これで、再度編集できるようになります。

上手くできなかった場合は、Generalタブから順番に内容を確認してください。

Schedule(スケジュール)

Start jobを「with WordPress cron」にする。あとは、初期値で。「Save changes」

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DB Backup(データベースバックアップ)

初期値のままでOK。

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Files(バックアップファイル選択)

300MB超えないように調整してください。

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XML export(投稿内容のバックアップ)

初期値のままでOK。

Plugins(プラグインリスト)

初期値のままでOK。

To: Dropbox(ドロップボックスの設定)

Dropboxをお持ちでない方は、作ってください。無料です。

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メッセージでわかるかと思いますが、Dropboxをインストールすると自動的にDropboxフォルダができます。

また、「Reauthenticate」を押すと、Dropbox認証が始まります。パスワードを入力。

許可をクリック

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「Dropbox」フォルダの「アプリ」の「BackWPup」の配下に指定した名前(「Folder in Dropbox」で入力した名前★)でバックアップファイルが保存されるようになります。

「Save changes」をクリック

動作確認

動作確認をしましょう。「Run now」をクリック
※「Run now」が表示されない場合は、変更なしでも「Save changes」ボタンを押してください。「Run now」が表示されます。

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暫く待つと終了です。時間は、バックアップ量で大幅に変わります。

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また、以下のエラーメッセージ「ERROR: No MySQLi extension found. Please install it.」が表示される場合は、PHPのバージョンが古い場合です。PHP5.4以上に変更します。

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PHP5.4に変更する方法(ロリポップの場合)

ロリポップのホームページ(http://lolipop.jp/)に移動し、「ログイン」をクリック

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ログインフォームへをクリック

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「ロリポップ!ドメイン」または、「独自ドメイン」をクリックし、各項目を入力し、ログイン

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「WEBツール」をクリックし、「PHP設定」をクリック

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phpバージョンを変更し、「変更」をクリック

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これで、PHP5.4に代わります。プラグインによっては動かなくなるものもあるかもしれません。不具合が発生した場合には、もとに戻しましょう。

まとめ

  • WordPressサイトを作成した場合は、バックアップは絶対に必要
  • バックアップは、「BackWPup」を使用する
  • 操作は、英語で難しいですが、一度設定してしまえば安心です!

事故が発生してからでは、失われた情報は、二度と戻せません。事前の作業が必須です!

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