まだまだ、紹介していないWindows 8.1新機能があります。今回は、高DPI対応(Retina対応)について記載します。
Retinaは、Apple製品のみで使える単語ですが、広く浸透したので理解しやすいと思い表現しています。
一般的には、
- 高精細ディスプレイ
- 超解像度ディスプレイ
- 高DPI
など、様々な表現がありますが、一番初めに実用化したRetinaディスプレイが一番普及しています。
Retinaディスプレイとは、アップルがiPhone 4で初めて採用した独自の高精細ディスプレイの名称。アップル製品だけに使えます。よってWindowsで使うのは誤りです。
基本のきほん:解像度(ppi)とは
いままでのディスプレイは、72ppi。印刷物は、300ppiが一般的でした。
ホームページ上にある地図を印刷したり、画像の文字を印刷するとカクカクした経験のある方は、多いかと思います。目でみるときに重要なのが、解像度です。一般的なディスプレイだと、解像度の字は、以下のように見えているかと思います。
10ポイントのフォント
高精細なディスプレイだと、同じ10ポイントの文字でも、このように情報量が全く違いします。
ここ1年以内に発売したスマートフォンやタブレットは、印刷物並に高精細(300PPI以上)になっています。
高精細にしただけど、字が米粒になる!
ディスプレイを高PPIにしただけでは駄目です。そのままでは、字の大きさが1/4になってしまいます。もし、倍のPPIになった場合は、字の情報量を縦横それぞれ倍、従来の4倍にすることで、同じ大きさで綺麗な文字を表現できます。
文字のサイズを変える機能が、Windows 8.1になって採用
Windows 8.1が対応したことで、あとは利用するディスプレイが高精細なものを利用することで、スマートフォンやタブレット並に綺麗な文字を参照できます。
事前準備
高精細ディスプレイが必要です。今なら、Surface 2,最新モデルのFujitsu SH,SONY VAIO Pro 11/13,NEC?LaVie?Zなどなどです。
13インチで、2560x1440ドット(226DPI),10インチで1920x1080(220DPI)が、高精細ディスプレイにあたります。従来の4倍程度の情報量があります。
1024x768だと
灰色になって変更できません。1920x1080ならできました。
操作方法
デスクトップで右クリック⇒「画面の解像度」を選択します。
「テキストやその他の項目の大きさの変更」をクリック
任意の大きさに変更します。
補足
上記の画面の下の部分に書いてあるように「一部の変更は、次回PCにサインインするまで適用されない場合があります。」とのことで、心配の方は、再起動させましょう。
同じ解像度でも、ずいぶん変わります
「大きくする」の場合
文字は、綺麗になりますが、ビットマップ系の画像は、荒く感じます。
「小さくする」の場合
綺麗ではありますが、字や画像が小さすぎて、13インチのディスプレイでは、読めたものではありません。27インチのディスプレイに接続し、表示すると、いい感じです。
高精細ディスプレイの歴史
西暦 | 物 | 大きさ | PPI |
---|---|---|---|
2010年6月 | iPhone 4 | 3.5インチ | 326ppi |
2011年6月 | GALAXY S II | 4.24インチ | 207ppi |
2012年3月 | iPad (第3世代) | 9.7インチ | 264ppi |
2012年5月 | GALAXY S III | 4.8インチ | 306ppi |
2013年5月 | Galaxy S4 | 5インチ | 441ppi |
2013年10月 | Fujitsu SH | 13インチ | 226ppi |
まとめ:パソコンへの普及は、まだまだこれから!
パソコンの高精細ディスプレイは、ついに始まったばかりで一部の機種に限られます。ただ、1年後、2年後に普及することは、必至です(おそらく)。もっと普及するといいですね。
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マイクロソフト認定トレーナー。専業ブロガーになり1年経過(別名:ひきごもり)。ブロガーなのに誤字脱字王。滑舌が悪いのにYouTuber。『自己紹介』