パソコンの動きが遅いことはありませんか。
比較的新しいパソコンにも関わらず、動作が遅い場合は、メモリ不足の可能性があります。
今回は、Windows8のメモリ不足の判断方法について記載します。
尚、アプリケーションが原因の場合には、「パソコンの動作が遅い アプリケーション Windows 8」を実行します。
このページで学ぶこと
- Windows 8の動作が遅い場合に、メモリ不足か判断ができる
- メモリ不足だった場合に、メモリの購入方法がわかる
- メモリの増設方法がわかる
メモリ不足か判断する
メモリ不足を確認する場合は、[Ctrl]+[Shift]+[Esc]を押します。
すると「Windows タスクマネージャー」が表示されます。
もし、下のようなタブのない簡易表示の場合は、画面左下の[詳細]をクリックします。
次に[パフォーマンス]タブをクリックします。
そして[メモリ]をクリックします。
メモリが足りている場合
物理メモリ:実際にパソコンに実装しているメモリ容量。右上の数値。今回の例だと2GByte
使用メモリ:実際にコンピュータが使用しているメモリ。物理メモリを超えると著しく遅くなる。コミット済みの左が側の数値。今回の例だと1Gbyte
今回の例だとメモリが足りています。
メモリが足りている場合は、以下の理解でも大丈夫!
上記の画面の場合、メモリは2GByte入っており、その中で809MByte使用中であることがわかります。
2Gbyteは、1024Mbyte*2を意味しますので2048Mbyte中809MByteと使用しているため、1239Mbyte≒1.2GB余裕があることがわかります。
メモリが足りない場合
物理メモリ:実際にパソコンに実装しているメモリ容量。右上の数値。今回の例だと1GByte
使用メモリ:実際にコンピュータが使用しているメモリ。物理メモリを超えると著しく遅くなる。コミット済みの左が側の数値。今回の例だと1.3Gbyte
今回の例だと、300Mbyteほどメモリが足りなく、著しく遅い状態です。
メモリが足りない場合は、以下の理解だとNG!
上記の画面の場合、メモリは1GByte入っており、その中で664MByte使用中であることがわかります。
しかし、664Mbyteは、物理メモリの中で使用中の部分を意味します。どんなにメモリが不足しても、物理メモリを超えることはありません。実際にどれだけ使用しているかは、1.3GByteになります。
コミットとは(参考情報)
コミットとは、物理メモリ+HDD上の仮想メモリのことです。
今回の例では 1.3GByte = 物理メモリ1Gbyte +HDD上の仮想メモリ0.3Gbyte です。
パソコンは、メモリ不足になっても動きます。その仕組みのことを仮想メモリといいます。
メモリ不足分をHDDに書き込むのです。メモリの速度とHDDの速度は、1桁以上の違いがあります。著しく遅くなりますが動かないよりマシです。遅くてもかろうじて動く。それがメモリ不足の状態です。
実際にどのくらい必要としていたかが、[コミット済み]の左側の数値です。
【補足】コミット右側の数字は?
右側の数字は、ページングファイルといって、メモリが足りないときに書き込むファイル+物理メモリのことです。物理1Gbyte以外にHDD上に1.1GBあらかじめ準備しています。万が一に備えて1.1GBあらかじめ確保しています。
メモリが足りない場合は、追加しょう!
比較的新しいパソコンであれば、8Gbyteが6,000円程度で購入することができます。
バッファローさんで対応メモリを調べます。
http://buffalo.jp/products/catalog/memory/をクリックし、自分のパソコンを絞り込む
同じようなものが表示された場合、スペックと発売日が同じであれば、どちらでも良い。
メモリーも二つ以上、表示されることも多い。通常、数値の大きい方をえらぶ。その方が性能がいいだけではなく、価格が安いことも多い。もし、価格が安ければ、数値の小さい方でもかまわない。性能は、体感的にはわからない程度の違い
今回検索した目的は、DDR#-1###を見るためです。#には数値が入ります。
赤線部分をコピーします。アマゾンで検索しましょう。今回の例だと、「DDR3-1333」で検索
一般的に4GBあれば、十分です。価格が安いため、8GBを購入してもいいでしょう。
自作の場合は、マザーボードの型番からメモリの種類を調べることになります。
以前は、ソフマップさんが最安ですが今ではAmazonが最安である時が増えています。
メモリの種類について
[デスクトップ]or[ノートパソコン]
DDR3(Core iシリーズ) or DDR2(Core 2シリーズ) or DDR(ペンティアム4シリーズ)
PC3-12800 (DDR3-1600) or PC3-10600(DDR3-1333)or PC3-8500 (DDR3-1066)など
と実に様々です。
2枚組で買うのが一般的です。
一般的な物(16Gbyteの例)
いま一番多いメモリは、Core iシリーズで共通のDDR3というものです。DDR3であれば、たいてい以下のメモリで動きます。
デスクトップ用 DDR3-1600
ノートパソコン用 DDR3-1600
pcmanabu家で使用していた旧メモリ
この写真の例だとノートパソコン用DDR3-1333タイプになります。
メモリ増設方法
以下を参照ください。慣れた人であれば、簡単にできます。私の場合5分程度。バッファリーさんのサイトにも、「はじめてでも大丈夫」と明記されています。自信がない場合は、詳しい知人やお店に頼みましょう。
メモリまるわかりガイド「メモリ増設にチャレンジ!(取り付け編)」 | BUFFALO バッファロー
http://buffalo.jp/products/catalog/memory/memory-guide/add.html
まとめ
メモリが足りない時は、増設しよう!メモリ不足の場合は、これだけの作業で超快適になマシンになります。ぜひお試しください!
関連URL
- パソコンの動作が遅い アプリケーション Windows 8
- Windows 8をWindows 7以上に素早く操作する
- パソコンの動作が遅い メモリ不足 Windows 7
- パソコンの動作が遅い メモリ不足 Windows Vista
- パソコンの動作が遅い メモリ不足 Windows XP
- Windows8 シャットダウン ショートカット
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- IE10の検索エンジンをGoogleに変更する方法
補足
本ページは、2012年12月29日に作成し、アクセス数が多いことから、2013年5月15日にメモリ購入方法を追記したものです。

マイクロソフト認定トレーナー。専業ブロガーになり1年経過(別名:ひきごもり)。ブロガーなのに誤字脱字王。滑舌が悪いのにYouTuber。『自己紹介』