ITで誰もが幸せになる!「PCまなぶ」のブログ

Windowsと比較!iPad Pro HDR 120Hz表示対応と10.5インチ版登場

2017年6月7日

昨日のビックニュースと言えば新しいiPad Proの登場です。

  • HDR 120Hz表示対応
  • 10.5インチ版の登場
  • フルサイズキーボードになりJIS対応
  • 第2世代のTouch ID搭載

HDRとは

「HDR」とは、“高ダイナミックレンジ”の合成写真と同じ英単語「High Dynamic Range」です。HDRディスプレイとは、その名の通り、これまでより大きなダイナミックレンジで、色を表現できるディスプレイのことです。

HDRを活用するには、コンテンツが必要です。4K HDRとも言われていて、4Kとともにトレンドになることでしょう。

従来のレンジのことをSDR(Standard Dynamic Range)といいます。

人間は0.0001~2万nit以上の光を認識できる

しかし、SDRでは0.117~100nitに圧縮されて表現されています。

今回のディスプレイは、600nitまで表現できます。

120Hzの凄さ

乱暴な説明をすれば、動画はパラパラ漫画をスムーズにしたものです。パラパラの数を増やすと、より綺麗に動きます。1秒間60枚を120枚にするとどうでしょうか。

60Hzから120Hzになると、動きのあるものがよりスムーズに見えます。逆に言えば静止画中心の方には、あまり恩恵がありません。

私は、動画を見ることは少ないですが、スクロールがスムーズになります。

新型のiPad Pro 10.5とiPad Pro 9.7のサイズやスペックを比較

解像度は、新しいものが登場します。2,224 x 1,668ピクセルです。

 モデル iPad Pro(第2世代)
12.9インチ
iPad Pro(第1世代)
12.9インチ
iPad Pro
10.5インチ
iPad Pro
9.7インチ
(販売終了)
iPad(第5世代)
9.7インチ
解像度 2,732 x 2,048ピクセル
264ppi
2,224 x 1,668ピクセル
264ppi
2,048 x 1,536ピクセル
264ppi
広色域ディスプレイ(P3) × ×
反射防止コーティング
フルラミネーションディスプレイ
True Toneディスプレイ
× ×
ProMotionテクノロジー × × ×

10.5インチの恩恵!フルサイズキーボードになりJIS対応

JISに対応して、フルサイズキーボードになりました。しかし、キーボードだけで17,800円とは凄すぎる!

本体サイズの比較

10.5インチiPad Proは9.7インチよりも高さは約10mm、横幅は6mmほど大きくなっています。重量も9.7インチモデルに比べると重くなっていますが、iPad(第5世代)と同じとなっています。

 モデル iPad Pro(第2世代)
12.9インチ
iPad Pro(第1世代)
12.9インチ
iPad Pro
10.5インチ
iPad Pro
9.7インチ
(販売終了)
iPad(第5世代)
9.7インチ
高さ 305.7 mm 250.6 mm 240 mm
220.6 mm 174.1 mm 169.5 mm
厚さ 6.9 mm 6.1 mm 7.5 mm
重さ Wi-Fiモデル:677g
Wi-Fi+Cellularモデル:692g
Wi-Fiモデル:469 g
Wi-Fi+Cellularモデル:477 g
Wi-Fiモデル:437 g
Wi-Fi+Cellularモデル:444 g
Wi-Fiモデル:469 g
Wi-Fi+Cellularモデル:477 g

CPUプロセッサの性能の比較

旧世代のiPad Proに採用されているA9Xチップと比較してCPUで30%、GPUで40%も速くなっているとのこと。

 モデル iPad Pro(第2世代)
12.9インチ
iPad Pro(第1世代)
12.9インチ
iPad Pro
10.5インチ
iPad Pro
9.7インチ
(販売終了)
iPad(第5世代)
9.7インチ
型式 A10X Fusion A9X A10X Fusion A9X A9
CPUコア数 6コア(3+3) 2コア 6コア(3+3) 2コア 2コア
GPUコア数 ?
12コア
PowerVR Series 7XT
12コア
?
12コア
PowerVR GT7600
6コア
2コア

カメラの性能比較

Pad Pro 12.9(第2世代)の背面(iSight)カメラはいずれも同じ性能となっています。

 モデル iPad Pro(第2世代)
12.9インチ
iPad Pro(第1世代)
12.9インチ
iPad Pro
10.5インチ
iPad Pro
9.7インチ
(販売終了)
iPad(第5世代)
9.7インチ
背面カメラ画素数 1200万画素
ƒ/1.8の開口部
800万画素
ƒ/2.4の開口部
1200万画素
ƒ/1.8の開口部
1200万画素
ƒ/2.2の開口部
800万画素
ƒ/2.4の開口部
光学式手ぶれ補正 × × ×
True Toneフラッシュ クアッドLED × クアッドLED デュアルLED ×
Focus Pixelsオートフォーカス × ×
4K動画撮影 × ×
前面カメラ画素数 700万画素 120万画素 700万画素 500万画素 120万画素

第2世代のTouch ID搭載

iPad Proにも第2世代Touch IDが搭載されることになりました。

iPhoneシリーズでは先行して2015年にリリースされたiPhone 6s/6s Plusより指紋認証速度が大幅に向上した第2世代のTouch IDが採用されていましたが、iPadシリーズへの採用はずっとないままでした。

2017年モデルのiPad Proにて、採用されることになりました。

ちなみにiPhone 7のようにタッチ式ではなく、きちんとしたボタン式のホームボタンです。

初代Touch IDは、88×88画素のセンサーとのことです。第二世代のTouch IDには96×112画素のセンサーが搭載され、その画素数は40%も増えています。第2世代Touch IDの指紋認証速度は初代の2倍となっています。

最大のボトルネックは価格

64GBだと、こころもとないので安心を買うためにも256GBは、欲しいところでしょうか。

256GBモデルとペンシルとキーボードを買うと恐ろしいことになります。

私が購入したXperia X Performanceは、99,194円しました。そのことを考えると、妥当かもしれません。

私が購入するスキー板とスキーブーツぐらいの値段か...

12.9インチ 10.5インチ
本体 97,800円 80,800円
キーボード 18,800円 17,800円
Apple Pencil 10,800円 10,800円
合計(税込み) 137,592円 118,152円

比べるのがコクですが、Amazon HDなら...

同じタブレットでも、凄く違いますね!

プライム会員限定なら4,000円オフのため、このような値段になります。

Fire HD7 Fire HD 8 Fire HD 10
価格 ※4,980円 ※7,980円 29,980円

 

私が使っているプロレベルのモバイルノートなら...

120HzやHDRがない点が残念ですが、仕事で十二分に使えるレベルです。

私の場合は、富士通のカスタマイズモデルを使っています。コストパフォーマンスは、もちろんですが、プロとして使える性能を意識します。

既存の物を使いまわすため、以下の料金で対応できます。

SHのカスタムメイドモデル LIFEBOOK WS1/B1 3年保証 132,500円(税込)

OS:Home(別途Proへアップグレード)
CPU:i5
メモリ4GB:別途+8GBブースト
HDD500GB:別途1TBへ置き換え
13.3型ワイド WQHD(2560×1440) タッチ対応 +9,400円
内蔵バッテリパック(L) 6セル 77Wh +2,700円
ミニマムサポート(電話お問い合わせ初回より有料)-5,000円

モバイル性能を犠牲にするなら15インチのAHのカスタマイズモデルもあり

ほぼ同じ値段でCPU:4コア。メモリ:16GB。BDXL対応となります。

Surface Pro 4なら

学生なら、Core i5+8GB+256GBがバランスがいいですね。

Core m3
4GB
128GB
Core i5
8GB
256GB
Core i7
16GB
1TB
本体 103,464 142,344 293,544
キーボード 17,712 17,712 17,712
ペン なし あり あり
税込合計 121,176 160,056 311,256円

Mac Book Proなら

お互い意識しているようで、Core i5+8GB+256GBがバランスがいいです。

13インチ
i5
8GB
128GB
13インチ
i5
8GB
256GB
15インチ
i7
16GB
256GB
15インチ
i7
16GB
1TB
本体 142,800 164,800 258,800 346,800
税込合計  154224 177,984  279,504  374,544

iPadの廉価版なら

32GB(37,800税別)は、使い物にならないと思います。128GB(48,800円税別)なら使い物になる妥当な値段だと思います。

まとめ:

以前は、5万円代だったため購入することができました。閲覧端末としては、最高峰です。

iPadが登場したのは2010年です。無二の存在で驚かせました。

2015年秋に登場したiPad Proは、パソコンの価格に近付きました。キーボードやペンが備わってインプットも考慮するようになっています。将来的には、パソコンに置き換わるつもりでしょうか。

WindowsのSurfaceも別物ながら、近づいたと思います。

iPadに何を望むかによるでしょう。

  • B!