掃除に便利な「セスキ炭酸ソーダ」はご存じでしょうか。
長年愛用している「水の激落ちくん」並みに綺麗になって、コストは500mlで3円程度。
油汚れに強いです。
机の汚れ。スイッチなどの手油の落としに最適です。キッチンのお手入れにも向いています。
揃えるもの
すべて100円ショップに売っています。セスキ炭酸ソーダは、ダイソー、セリア、キャンドゥにも売っていました。
- セスキ炭酸ソーダ
- 軽量スプーン
- 500mlのスプレー
セスキ炭酸ソーダが200gで100円です。1回5gで500ml分作ることができます。40回作ることができるため、割ると100円/40回で1回あたりは、2.5円になります。
セスキ炭酸ソーダとは
セスキは、メーカー名と思っている方はいないでしょうか。調べる前の私がそうでした...
セスキは、化学用語で「2分の3」を表す接頭語です。ラテン語から来ています。
セスキ炭酸ソーダは、炭酸ソーダと重曹(重炭酸ソーダ)をほぼ半分ずつの割合で混ざったものです。
そのため、2×(炭酸ソーダ)/(2×(炭酸ソーダ)+重)となるため、2/3が炭酸ソーダということになり、この名前となっています。
実際には、トロナ鉱石からセスキ炭酸ソーダがつくられ、その後に炭酸ソーダと重曹に分けられることも多いため、悩ましい名前ともいえるでしょう。
作り方
計量スプーン中さじで5gになります。
粉をスプレーにいれます。
500mlの水を入れるだけ!セスキ炭酸ソーダは、水に溶けやすいです。
粉末状のものは、常温で放置しても劣化しません。
得意な汚れ
- 皮脂や垢など軽い汚れの洗濯
- ひどい油汚れの下処理
- 血液汚れ
- 台所のベタベタ汚れ
- 取っ手やスイッチ
- 器物表面の手垢汚れ
苦手な汚れ
- 激しい泥汚れ
※靴下やスポーツユニフォームなど - 機械油や口紅などのガンコな油汚れ
- 衣類のシミ
⇒シミには漂白剤が一番
使い勝手の違い
以下のようになります。
『重曹・セスキ・炭酸ソーダ(炭酸塩)の比較 - 石鹸百科』からの抜粋です。
重曹 | セスキ炭酸ソーダ | 炭酸ソーダ(炭酸塩) | ||
---|---|---|---|---|
アルカリの強弱(水溶液のpH) | ごく弱いアルカリ性 (pH8.2) |
弱いアルカリ性 (pH9.8) |
アルカリ性 (pH11.2) |
|
水への溶けやすさ | △
やや溶けにくい |
◎
非常に溶けやすい |
○
溶けやすい |
|
油よごれの落ちやすさ | △ | ◎ | ◎ | |
洗濯 | × | ◎ | ◎ | |
鍋のコゲ落とし(注1) | ◎ | ○ | × | |
研磨力(クレンザー) | ◎ | × | × | |
消臭効果(注2) | ◎ | ◎ | ◎ | |
入浴剤 | ◎ | ◎ | ◎ | |
ゴム手袋(注3) | 不要
もともと手荒れしている場合は必要 |
不要
ただし短時間の場合。大掃除などで長時間使う場合は必要 |
必要
比較的アルカリ性が強いので、常に手袋が必要 |
まとめ:重曹より知名度が低いが、使いやすい
パソコン教室では単なる水ぶきをしていましたが、こちらの方が殺菌効果もあり効率的です。しかもコストもしれています。大量に使う場合にはオススメです。
既製品を試したい方
粉から作ると安いですが面倒です。とにかく効果を試したい方はどぞ。
ブランド品(粉)を試したい方
100円ショップには負けますが、買う手間暇を考えればこちらもお得。
泡タイプを試したい方
泡タイプも試しました。面白いけど、必要ないかも。