DDR4のSO-DIMMと言えばクルーシャルがメジャーです。
私はMac miniもASRock DeskMini X300もクルーシャルを愛用しています。
ASRock DeskMini X300は、クルーシャルメモリ16GBからクルーシャルゲーミングメモリ32GBに変更しました。
同じ3200MHzのメモリですが、FF14のベンチマークが5%も上がりました。
ゲーミングメモリにすることでスコアが上がった
ASRock DeskMini X300でCrucial 16GB DDR4 3200MHzとCrucial Ballistixでスコアが変わるか確認しました。
FF14のベンチマークを3回測定しました。
Crucial 16GB DDR4 3200MHz CL22 22-22-22-52
1回目3864
2回目3802
3回目3833
平均:3833
Crucial Ballistix SODIMM 32GB CL16 16-18-18-36
1回目4045
2回目3997
3回目4007
平均:4016
(4045+3997+4007) / (3864+3802+3833) = 1.047
単にメモリが増えただけかと思い手動で変更しました。CL22 22-22-22-52までダウン
1回目3971
2回目3982
3回目3969
平均:3974
メモリが16MB->32MBになった要素
3833->3974:+141(+3.7%)
CL22 22-22-22-52 ⇒ CL16 16-18-18-36になった要素
3974->4016:+42(1%)
16GB⇒32GBになってゲームの性能が変わらないと、どこかの記事で読みしたが、+3.7%の改善です。
また、CL値はAPUでCL22⇒CL16になっても1%しか差がないのは意外でした。
メモリを変えるだけで約5%も速くなることがわかりました。CL値の違いよりもメモリの増量の効果が大きいです。
Mac mini 2020 CT2K32G4S266M Crucial 32GB DDR4 2666MHz
ASRock DeskMini X300 CT32G4S266M Crucial 16GB DDR4 3200MHz
クルーシャルでは、ゲーミングメモリも扱っています。
前回は、『Ryzen向けの新メモリ CRUCIAL BALLISTIXを紹介』しました。
ノートパソコンのゲーミングメモリ Crucial Ballistixも気になったため調べることにしました。
クルーシャル メモリについて
Mac・ノートパソコンで一般的に使われているメモリです。
よく見かける上記の製品は、面白いことにXMPの設定がありません。
MacのSO-DIMMも同様にXMPがありません。SPDだけでした。
ゲーミングメモリ Crucial Ballistix SODIMM
続いてゲーミングメモリについて調べます。デスクトップ版はメタルで防御されている感じですが、SODIMM版は、隙間がないのでシールとしては少し厚めの物で代用しています。
SPDは、2666MHzです。
XMPを有効にしないと3600MHzになりません。CL16-18-18-36とゲーミングメモリだけあってCL値は低めです。
※青色のシールの方はCL22-22-22-52です。
ゲーミングメモリの方がBIOSを操作する必要がありテクニカルです。
BIOSを操作して有効にする
APUの場合は、周波数と性能は正比例します。
2666MHzだと3600MHzに比べて3割もゲーミング性能が低下してしまいます。
早速有効にしましょう。ASRock DeskMiniは、通常のマザーボードに比べてXMPの設定がわかりにくいです。
電源ボタンを押してDELキー連打でBIOSを起動します。
初期値は、2666MHzであることがわかります。「OC Tweaker」をクリックします。
「Load XMP Setting」が「Auto」になっています。AutoだとSPDになってしまうのでクリックしてXMPにします。
Exitを押して「Save Chanes and Exit」を押します。
もう一度DELキー連打でBIOSを起動すると3200MHzに変わっていることがわかります。
思わぬ誤算
今回は、ロマンタップリで仕上げました。
色は、全て黒で統一。ところが、メモリだけは裏・表逆なんです。見えない場所だから良いのですが、ちょっと残念。
メモリの裏・表は、1枚ずつ反対にすれば100%かならず表にできると思います。そんなちょっとしたことにもこだわって欲しいと思いました。
まとめ:BIOSでXMPを有効にしよう
特にAPUは、メモリスピードで性能が決まるため忘れずにXMPを有効にしましょう。