セミプロのカメラマンを目指すべく、そろそろDXフォーマット最上位モデルのD7200を購入しようと思っていたら、さらなる上位モデルが発表されてしまいました。
DXフォーマット最上位モデルD500は、2016年3月発売予定です。
D500はプロ仕様
D500は、D5と同等の新世代の153点AFシステムを搭載し、10コマ/秒の連続撮影に対応しています。
4K動画や、カメラとスマホをBluetoothでつなぐ「SnapBridge」にも対応しています。
10コマ/秒には、撮影可能コマ数を向上させる「D500」用のマルチパワーバッテリーパック「MB-D17」も必要です。
- 画像処理エンジンはEXPEED 5
- 背面モニターは上下チルト式
- 定価は、25万9,000円前後
- SnapBridgeに対応
新開発のCMOSセンサーに画像処理エンジンEXPEED 5
ニコンカメラの最上位でもEXPEED 4まででした。今回は、いままでの最上位機種を超えたEXPEED 5とのことで期待大です。
EXPEED 5の説明
最新の画像処理エンジンEXPEED 5と新開発のニコンDXフォーマットCMOSセンサーを搭載し、常用感度ISO 100~51200、減感 ISO 50相当(Lo 1)、増感 ISO 1640000相当(Hi 5)を実現。高感度域でも被写体の鮮鋭感を維持しながら、効果的にノイズを低減します。
また、測光センサーに180KピクセルRGBセンサー(約180,000ピクセル)を新たに採用し、アドバンストシーン認識システムの性能をさらに向上。顔の検出力をさらに強化しました。ちらつく照明下でも撮影時の露出のばらつき等を抑える、静止画の「フリッカー低減機能」も搭載しています。
説明を読む限り、EXPEED 5の良さが感じませんね(汗)。EXPEED 4でも良いような気がしてきました。
センサー・画像処理エンジン・ISO感度
有効画素数が少なくなっているのが気になりますが、2088万画素あれば十分でしょう。
D7200 | D500 | |
---|---|---|
有効画素数 | 2416万画素 | 2088万画素 |
CMOS | CMOS | 新開発CMOS |
画像処理エンジン | EXPEED 4 | EXPEED 5 |
常用ISO感度 | 100~25600 | 100~51200 |
AF(オートフォーカス)性能・連写性能
D7200 | D500 | |
---|---|---|
連写性能 | 6/秒 | 10/秒 |
記憶媒体 | SDXCメモリーカード 2スロット ※UHS-II対応 |
XQDカード SDXCメモリーカード ※UHS-II対応 |
寸法 | 約136×107×76mm | 約147×115×81mm |
重量 | 675g | 860g |
モニター | 3.2型TFT液晶モニター
約236万ドット(XGA) |
チルト式3.2型TFT液晶モニター タッチパネル 約236万ドット(XGA) 視野角170° 視野率約100% 明るさ調整可能 |
シャッタースピード | 1/8000 | 1/8000 |
最低輝度 | -3EV | -4EV |
153点AFは圧巻
153点から55点選択するところに中途半端感がありますが、圧巻ですね
※PDFカタログより抜粋
SnapBridgeの便利機能
※PDFカタログより抜粋
まとめ:次世代を感じさせる製品
マイナーなXQDカードを使用していたり、10コマ/秒を実現するためのマルチパワーバッテリーパック「MB-D17」が5万円もしていたりと、イマイチな点もあります。
しかし、D7200の後継機になると思われる「D7300」が2017年に発売されることが予測でき、そのころには、搭載されると思われる機能ばかりです。
先取りをしたい方はD500を購入すれば良いですし、とりあえずD7200を購入し、1年半後にD7300を購入しても、D500の購入費用とあまり変わらないと予想できます。
まずは、DXフォーマットのフラグシップ機(D500)が発売され、時間をおいて上位クラス(D7300)に採用されることを考えると、大事な一歩と言えるでしょう。