YouTubeの視聴者様からWindows 10からWindows 11へのアップグレードを拒否する方法について質問がありました。
4日間かけて調べました。とても大変でした。
2022年2月2日現在、Windows 10 Homeエディションだと完全にメッセージを消すことができません。
Windows 10 Proなら簡単にできました。
いろいろ調べた結果、Windows 10の初期起動時も気を付ける必要があります。
動画版をご覧ください。
対処方法は2つ
やっていることは、どちらも同じです。ただ、後者はWindows 10 Proじゃないと操作ができません。
- レジストリを操作する
- グループポリシーを使う
レジストリを操作する
■Windows 11への更新アップデート停止
reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v ProductVersion /t REG_SZ /d "Windows 10" /f
reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v TargetReleaseVersion /t REG_DWORD /d 1 /f
reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v TargetReleaseVersionInfo /t REG_SZ /d 21H2 /f
■Windows 11への更新アップデート再開
reg delete HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /f
グループポリシーを使う
[Windows]+[R]キーで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「gpedit.msc」と入力してます。
グループポリシーエディターが起動するので、「コンピューターの構成」⇒「管理用テンプレート」⇒「Windowsコンポーネント」⇒「Windows Update」⇒「Windows Update for Business」を選択し、右側の「ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する」をダブルクリックします。
ラジオボタンで「有効」を選択します。
「どのWindows製品のバージョンから」で「Windows 10」
「機能更新プログラムのターゲットバージョン」で現在のWindows 10のバージョンを入力します。
最新なら「21H2」です。
まとめ:Windows 11にしないなら早めの設定が吉
Windows 10 Homeだと、動作がイマイチだったので確実にするならWindows 10 Proです。
あとからすると、メッセージが完全に消えなかったので、早めに設定をすると良いでしょう。