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RyzenはTDPとPPTを理解する
メモリは初期値でSPDで操作をし、BIOS設定によってXMPが有効に出来ます。
CPUも同様に設定によってTDP内で動作をするかPPT内で動作をするか設定することが出来ます。
基本的な考え方とすれば、冷却性能が追いつけば、PPT内で動作します。
この値はBIOS・Ryzen Masterによって設定します。
TDP | PPT | |
Ryzen 9 3950X | 105W | 142W |
Ryzen 9 3900XT | 105W | 142W |
Ryzen 9 3900X | 105W | 142W |
Ryzen 7 3800XT | 105W | 142W |
Ryzen 7 3800X | 105W | 142W |
Ryzen 7 3700X | 65W | 88W |
Ryzen 5 3600XT | 95W | 128W |
Ryzen 5 3600X | 95W | 128W |
Ryzen 5 3600 | 65W | 88W |
Ryzen 3 3300 | 65W | 88W |
Ryzen 3 3100 | 65W | 88W |
Intelは、TDP PL1・PL2・Tauを理解する
Intelは、TDPを基準にPL1・PL2・Tauがあるが、マザーボードがしたがっていません。BIOS任せです。
性能を十二分に引き出すには、PL1が140Wであることも想定してCPUクーラーをつける必要がります。
BIOSは、初期値でAutoになっており、その値がPL1が140Wになっていることもあります。取り扱いが難しいCPUになっています。
第10世代だとPL1が125W PL2が250Wのようです。(Intel値)
最上位のCPUを基準に考える!CPUが高価になりすぎた
今でこそCore i9・Ryzen 9とありますが、従来ならi7が一般人が買う最高グレードのCPUでした。
Intel帝国がCPU市場を独占していた頃、デスクトップCPUの最上位は、i7であり、CPUの価格は最上位でも3.5万円〜4.5万円と安定していました。しかし、欠点もあり性能が毎年(正確には1.5年)で1割程度しか向上しないことでした。
下の表の価格は、最安価な時を目安に書いています。CPUの価格は、ある程度変動します。
CPU | コア数 | 価格 | 発売時期 | 性能 |
---|---|---|---|---|
6700k | 4コア | 3.5万円 | 2015年 8月 | 88.8 |
7700k | 4コア | 3.5万円 | 2017年1月 | 95.6 |
8700k | 6コア | 4.0万円 | 2017年11月 | 108 |
9900k | 8コア | 5.5万円 | 2018年10月 | 121 |
3900x | 12コア | 6.5万円 | 2019年7月 | 123 |
3950x | 16コア | 9.9万円 | 2019年11月 | 不明 |
※性能は、『UserBenchmark』のAvg. benchを基準に記載しています
しかし、革命派のAMDは高性能なCPUを2017年3月に提供してIntel帝国をおびやかす存在となりました。そこでIntelがAMDを倒すべく登場したのが、8700kです。CPUコアが1.5倍になったため著しい性能向上です。
性能面で、IntelがAMDの上を行くことになり革命派のAMDを制圧しました。Ryzenが登場しわずか8カ月後のことです。
この聖戦には、欠点もあり、性能が著しく向上はしましたが、価格も比例して上がってしまったことです。
CPUのコア数が増えることは、製造コストが増えることを意味します。
この戦いは、AMDが2019年7月7日にモンスターCPUを提供したためIntelを抑えて圧勝しています。IntelのデスクトップCPUは、今年発売しません。今年はAMDの年となりました。
CPU性能こそコア数が4倍なることで向上しましたが、CPUの価格が3倍近くまで高くなりました。
i7を基準に考える!そもそも最上位は不要⁉︎
私の肌感覚では、6700k程度があれば、写真もサクサク編集出来ます。
同じお金を投資するなら、CPUよりもSSDの方が体感差が大きいです。SSDは、SATA接続ではなく、M.2 NVMeを使っています。
i7相当でまとめて見ました。性能が向上しているため価格も高くなっていますが、価格の向上は、性能の割に抑えられてています。
このくらいの価格・性能ならばバランスが良いです。
CPU | コア数 | 価格 | 発売時期 | 性能 |
---|---|---|---|---|
6700k | 4コア | 3.5万円 | 2015年 8月 | 88.8 |
7700k | 4コア | 3.5万円 | 2017年1月6日 | 95.6 |
8700k | 6コア | 4.0万円 | 2017年11月2日 | 108 |
9700k | 8コア | 4.6万円 | 2018年10月20日 | 113 |
3700x | 8コア | 4.3万円 | 2019年7月7日 | 113 |
6700kの性能を基準に考える!相当安くてええやん(笑)
6700k程度の性能を考えると以下のようになります。安価なCPUは、6コアです。クロックは抑え気味ですが、CPUの数が6700kに比べて1.5倍のため、性能は6700kを超えます。
特にAMDの3600は、スピードが速く比較的安いため、購入する価値はありそうです。
Ryzenの登場も素晴らしいですが、CPUよりPCIe 4.0対応SSDにするメリットの方が体感速度的に素晴らしいです。価格も1TBで2万円程度と比較的手頃です。
コア数 | 価格 | 発売時期 | 性能 | |
---|---|---|---|---|
6700k | 4コア | 3.5万円 | 2015年 8月 | 88.8 |
7700k | 4コア | 3.5万円 | 2017年1月6日 | 95.6 |
8500 | 6コア | 2.5万円 | 2017年11月2日 | 91.3 |
9400F | 6コア | 1.8万円 | 2018年10月20日 | 91.1 |
3600 | 6コア | 2.6万円 | 2019年7月7日 | 105.0 |
CPUよりもM.2にこだわるのも良い
Ryzenの登場も素晴らしいですが、CPUよりPCIe 4.0対応SSDにするメリットの方が体感速度的に大きいです。価格も1TBで2万円程度と比較的手頃です。
Intelは、PCIe 4.0に対応していないため、自ずとAMDになります。
市場はデスクトップよりノートパソコンが主流
TDP15Wモデルについて
Intelが第10世代Intel CPUを発売しましたが、TDP15Wを最初に投入しました。
異なる2つのCPUが登場しました。どちらも「Wi-Fi 6」・「Thunderbolt 3」・「Optane Memory H10」に対応しています。
Core i7-10710U Comet Lake 14nm++ 6コア/12スレッド 1.15 GHz
Core i7-1065G7 Ice Lake 10nm 4コア/8スレッド 1.10 GHz
前者は、6コアのパフォーマンスが強み。
後者は、新アーキテクチャ「Sunny Cove」を採用し、内蔵グラフィックス機能が強化されました。
上位モデルでは第11世代「Iris Pro Graphics」が搭載されスムーズな画像描写が可能です。また、AI推論命令セットとAI処理アクセラレーターを搭載したことで消費電力を抑制しながらAI系の処理高速化も実現しています。
しかし、世代が新しくても所詮、TDP15Wです。第9世代のTDP30Wにはかないません。
Apple MacBook Air (2019)は、第8世代 Core i5-8210Y 1.6GHz 2コア TDP 7Wともっと非力です。
MacBook Pro 13インチ 2019 (2019)下位モデルは、第8世代 Core i5-8257U 1.4GHz 4コア TDP 15Wと2世代も古いです。
TDP30Wモデルについて
MacBook Pro 13インチ 2019 (2019)上位モデルは、第8世代 Intel Core i5-8279U 2.4GHz 4コア TDP 28W 存在するCPUの中では1世代も古いです。
TDP45Wモデルについて
MacBook Pro 16インチ 上位モデルは、8コア Core i9 2.3GHz TDP45W
MacBook Pro 16インチ 下位モデルは、6コア Core i7 2.6GHz TDP45W
TDP65Wモデルについて
Mac mini 2018が超小型で65Wです。6コア 3.20 GHzです。
私がMacbook 16インチに萌えない理由
MacBook Pro 16インチは確かにすごいと思うのですが、Ryzen 3950xと比べると以下のように違いがあります。
Ryzen 3950xは、16コア 3.5GHz。
Macbook 16インチは、8コア 2.3GHz。
Macbook 16インチを使おうとすると、約40万円の出費
Ryzen 3950xならCPUが税込98,780円だけで実現出来ます。
よって、Mac mini 2018も持っているし、今回はRyzen萌え〜になる予定です。
余談ですが、Mac mini 2018よりも、Ryzen 3600Xの方がサクサクです。
Mac miniに比べると馬鹿でかくお洒落じゃないけど...
まとめ:最上位以外も検討しよう
今回は、CPUの選定を3つの軸で選びました。
もし、6700kや7700kと同じ性能で良ければ、お買い得な製品も多々あります。
幅広い視野の中でベストなCPUを選択しましょう。
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