Adobe Photoshop Lightroom CCを使っていたら動きがもっさり、ってことでCPUをi3からi7に買い替えました。
すると「モッサリ」から「普通」に変わりました。
次に「普通」から「サクサク」に変えるべくGPUをエントリークラスのGTX650からミドルクラスの「GeForce GTX 1060 6GB AMP Edition」に変更しました。しかし体感速度が変わりません。
GPU機能が使われるのは、「現像」ではなく「現像モジュール」
Adobeのサイトに詳しく記載されています。
GPU に関する FAQ(Photoshop Lightroom CC/6)
Photoshop Lightroom CC/6 では、互換性のあるビデオカードのグラフィックプロセッサーを使用して、現像モジュールにおける画像調整の処理速度を向上することができます。このプロセッサーは、GPU(Graphics Processor Unit)と呼ばれています。
また、以下のように追加情報 がありました。
現時点では、GPU アクセラレーションが機能するのは現像モジュールのみです。現像モジュール以外のコマンドや処理は GPU 処理の対象ではありません。例えば、HDR ファイルやパノラマを作成する際の複数画像の統合処理に GPU は用いられません。
「現像モジュール」は、「現像」とは違います。
「現像モジュール」の効果は凄いです。4Kであってもリアルタイムに変わります。
PhotoshopのGPU機能は、いろんなことに使われる
GPUを変えたメリットがすくないLightroomですが、Photoshopはいろんなことに使われます。
GPU に関する FAQ(Photoshop Lightroom CC/6)
- アートボード
- Camera Raw (注意参照)
- 3D
- スクラブズーム
- 概要
- フリックパン
- 滑らかなブラシサイズ変更
- 画像サイズ - 詳細を保存
- フォーカスの選択
- ぼかしギャラリー - フィールドぼかし、光彩絞りぼかし、チルトシフト、パスぼかし、スピンぼかし(OpenCL の加速化)
- スマートシャープ(ノイズ削減 - OpenCL の加速機能)
- 油彩(OpenCL の加速機能)
- レンダリング - フレイム、ピクチャフレームおよびツリー
- 遠近法ワープ
初期値だと、基本的なことにしかGPU機能が使われません。自分で変更しよう。
描画モードを詳細にしてください。GPUの使用率が最も高くなります。下の項目もチェックをつけて使う割合を増やしましょう。
まとめ:GPUを買うときは知っておこう
私も事前に調べて購入いました。しかし、「現像モジュール」の説明がなく、てっきり現像のことと勘違いしておりました。
「現像パネルの操作でしか有効になりません」だと勘違いしなかったかもしれません。
覚えておきましょう。
マイクロソフト認定トレーナー。『自己紹介』