Windows 10からロスレスが体験できるようになりました。詳しくは、『音の違いはこうだ!Windows 10でApple ロスレスを試す』を参照ください。
Windows 10からロスレスだけでなく、ハイレゾまで標準で聞けるようになります。
ロスレスとは
今、一番聞かれている音楽は、CDから圧縮して聞いているアップル社のAACか汎用的なMP3です。ファイルサイズが1/10ほどに小さくなるメリットがありますが、CDに比べてわずかに劣る欠点があります。
CDの音質と同等にしたのがロスレスです。
ハイレゾとは
実は、CD音源そのものが自然界の音を間引いて再生しています。より情報量を多くすることで、より自然な音を再生することが可能です。ファイルサイズが大きくなる欠点がありますが、より自然の音に近くすることができます。
CD 16bit / 44.1kHz
ハイレゾ 24bit/96kHz Class 1
ハイレゾ 24bit/192kHz Class 2
マニアから一般に
ハイレゾは、まだマニア向けと言えるでしょう。iTunesですら対応していなく、ITに詳しい方でないと楽しめないのが現状です。
ゆっくりではありますが、環境が整ってきました。
マイクロソフトが、8月31日にWindows 10 Insider Previewにて提供したBuild 14915の中にUSB Audio Class 2.0のドライバが入っています。
Windows 10が標準でUSBオーディオ規格の「USB Audio Class 2.0」に対応したことが分かり、話題となっています。
USB Audio Class 2.0は、24bit/192kHzの音声に対応した規格で、同1.0の限界である24bit/96kHzよりも高音質を利用できます。Mac OS XやAndroidでは既にサポート済みでした。
今回も、スマホからの提供から遅れて実施される感じになります。
とは言え、ハイレゾの音楽提供であっても24bit/192kHzは、ほとんどありません。これからと言えるでしょう。
必要なもの
ハイレゾを楽しむには、ハイレゾに対応した機器が必要です。
Windowsと以下の機器があればハイレゾを楽しむことができます。
Olasonicブランドは、元ソニー社員達が、技術を結集して実現したメーカーです。音質の割に低価格を実現しています。
現在のWindows 10ではハイレゾ 24bit/96kHz Class 1にて楽しむことができます。
ハイレゾの音楽を手に入れる方法
残念ながら、アップル社ではハイレゾの音楽を提供していないため、別の会社から手にいれる必要があります。
今回は、ソニーの提供するmoraからハイレゾ音源を手にいれましょう。
『音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMAN®公式ミュージックストア~』にアクセスします。
尚、『はじめての音楽ダウンロード』と『ハイレゾ音源の楽しみ方』を読んでおくと、幅広い基礎知識が身に付きます。
お好みの音楽を探しましょう。すこし下にスクロールすると様々なジャンルが掲載されています。アニメ系が上位を占めていますね。
聞きたい適当な音楽をクリックします。
試聴したり歌詞を確認することも簡単にできます。
『花束を君に/宇多田ヒカル|音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora』
スペックを見ると96kHz / 24bitであることがわかります。
また、過去に購入した音楽を手に入れることもできます。
1曲155Mバイトでした。普通だと、4分40秒の音楽だと44MByte(無圧縮)ぐらいです。
計算するとこんな感じかな。
CD音質 | ハイレゾ音質 | |
---|---|---|
無圧縮 | 44MB | 238MB |
ロスレス圧縮 | 30MB | 155MB |
CD音源を圧縮すると30MByte近くになるので5倍の情報量ですね。
ハイレゾ未対応Windows 10で再生することができる
何もしない状態だと24bit/96kHzにて再生です。Class 2に対応することで24bit/192kHzを再生することができます。
再生もできるので、機器がなくても将来に備えてハイレゾの音楽を手にするのもいいですね。
まとめ:超いい音楽を聞きたいならハイレゾ対応しよう
正直、ロスレス音源でさえ、それなりの再生機器でないと聞き分けるのは難しいです。
ハイレゾだと、さらに要求される機器が上がります。
とはいえ、今は2万円程度で簡単に楽しめます。
ちょっとこだわるならお試しください。
ハイレゾを楽しむなら
ハイレゾでなくていい音を楽しみたい
ハイレゾには対応していませんが、いい音を再生してくれるのが本製品です。DAC内蔵です。
安価にいい音を楽しみたい(千円)
USBは、電源のみの供給です。よってステレオ端子による再生です。でも千円で信じられないほどいい音がでます。
関連URL
Xperia X Performanceでハイレゾを試す【SONY MDR-NC750編】
マイクロソフト認定トレーナー。『自己紹介』