今回は、以下のユーザーを対象に執筆します。興味のある方はご覧ください。
- 4Kディスプレイ
※写真が高精細で綺麗に見えます - Adobe Photoshop Lightroom CC
安くなったGTX1060 6GB
やっと、3万円を切るようになりました。ミドルクラスとしてはオススメです。
なぜ4KユーザーにはGTX1060 6GBなのか
結論から言うと消去法によりGTX1060 6GBになりました。
現在、Adobe Photoshop Lightroomの定番としてGTX750Tiです。価格が安価で現像するには十分なスペックです。
しかし、GTX750Tiは4K出力において60Hz出力ができない欠点があります。
GTX1060により実現しました。たかが60Hzにするのがこんなに大変だとは思わなかった...
ディスプレイはリフレッシュレートがある
ディスプレイはリフレッシュレートがあります。要は、1秒間に何回画面を書き換えるかです。現在は、1秒間に60回(60Hz)が主流になっています。
しかし、4Kに関しては、高精細にも拘わらず30Hzになってしまう場合が多々あります。ほとんどのパソコンにおいて4Kだと30Hzが限界です。
30Hzだと、動きのあるものが苦手です。よって4Kを快適に使う方には、60Hzが出力できるGPUが必要です。
60Hz出力ができるディスプレイカード
候補となれば、GTX960/GTX1060/RX460のいずれかになります。GTX960は価格と性能が微妙です。それならGTX1060を選ぶべきです。
以下のいずれも、新しすぎてAdobeでは正式にサポートされていません。GTX1060は動いています。RX460も互換性があるので動くハズです。
GTX1060 | RX460 | |
---|---|---|
発売時期 | 2016年7月 | 2016年8月 |
価格 | 3万円 | 1万2千円 |
製造プロス | 16nm | 14nm |
性能 | GTX750Tiの2倍 | GTX750Tiと同等 |
内蔵VRAM | 6GB | 2GB |
十分な性能のGTX1060
現在、GTX1060だと性能を持て余しています。よってRX460でいいかもしれません。4Kだと2GB以上のVRAMをAdobeでは推奨しているのでRX460もありです。
しかし、私はデュアルディスプレイを利用しているので無難に6GBにしました。
100枚での現像時間は、2分30秒。ストレスをほとんど感じない性能です。GTX750Tiでもあまり変わらないと思われます。
いろいろ調べた結果、現像処理は、GPUを使っていません。
RX460でいいかも
4Kのシングルディスプレイであれば、RX460が最適かもしれません。
高性能なGTX1060でも消費電力は少ない
100枚での現像で、消費電力は40Wから100Wに一時的に上がりました。ほかのGPUでもほぼ同じ結果になると思います。
下が少し前まで使っていたGTX650(1GB)です。
GTX1060で信頼が高いのがZOTAC
安価で丁寧な作りをしていることで有名なのがZOTACです。
GTX650と比較しても、体感的な速度差は大きくありません。CPUを変えたときは、明らかにサクサク感が増しましたが、GTX1060に変更してもあまり違いがわかりません。
ただ60Hzになったため、スクロール中の読みやすさは、ずっとよくなりました。
シングルクーラー版もある
3%ほど速度がおちますが、シングルクーラーもお値段がが安くてオススメです。
3GB版の安価なものもある
性能が15%ほど落ちますが、3GB版もあります。
消費電力は少なくなった
高負荷中の消費電力は大きくなると思われますが、私の環境の場合はむしろ1Wほど少なくなりました。パソコン全体(ディスプレイ除く)で37W程度です。負荷をかけて100W程度です。
まとめ:将来への投資
RAW現像用にGTX1060を購入しましたが、Adobe Photoshop Lightroomが活かしきれない感があります。
とはいえ、なによりも60Hzに対応したGPUにしなければ4Kにしたメリットが微妙になってしまいます。
どれを購入しても中途半端間は否めません。それなら将来に備えて性能を持て余しているGTX1060を購入した方が得策と言えるでしょう。
大体、1~2年後にはソフトウェアが追い付いてきます。
頻繁にGPUを買い替えた方がいいかな~っとダラダラ思考を奪われるようりは、こちらでスッキリすると良いでしょう。