何気なく押しているシャッターボタンですが、ピントを合わせてからシャッターを切ります。
そのため、ピント合わせが難しい場面。例えば花火撮影などでは、「ピントが合わない」⇒「シャッターが切れない」と上手くできません。
花火やヒメボタル撮影のようにピント合わせが難しい場面ではピントを合わせたら、このまま固定して使います。
とはいえ、初期設定では、シャッターボタンを押すとAFが勝手に動作してしまします。
この問題を解決するのが、置きピンと親指AFです。
このでのポイントは、シャッターボタンを半押ししてもピントを合わせなくします。
ピントは、親指でAFを押すことで合わせて、シャッターボタンでは、シャッター(レリーズ)することでカバースムーズな撮影が可能になります。
上級者を目指す人ならば、必ず身に付けるべくテクニックです
置きピンとは
一度合わせたピントを、固定することを置きピンといいます。一番基本的な置きピンは、AF機能が動作しないように変更することです。ヒメボタルや花火などの夜間撮影には必須ですね。
レンズ側をM(マニュアル)にすると「置きピン」が実現できます。D7200だと本体側をM(マニュアル)にすることでも実現できます。
親指AFとは
シャッターボタンを半押ししてもピントを合わせなくします。ピント合わせは、「AE-L/AF-L」ボタンで実施します。D810とD500には、専用のAF-ONボタンがあります。羨ましい。
設定方法
写真は、D7200で説明しますがD5300でも同様です。
親指AFは、事前の設定が必要です。また、シャッターボタン半押しでピントが合わなくなる欠点もあります。上級者になるため覚悟して実施してください。
STEP1:「AE/AFロック」ボタンに、AF-ONを設定
STEP2:シャッターボタン半押し時にAFをOFFにする
※D7200のみ
MENUを押して、鉛筆マーク(カスタムメニュー)で「OK」か「▶」を押します。
「f操作」を押して同様に、「OK」か「▶」を押します。
「f4 AE/AFロックボタンの機能」に合わせて、「OK」か「▶」を押します。
「押し時の動作」に合わせて、「OK」か「▶」を押します。
「AF-ON」にして、「OK」を押します。
シャッターボタン半押し時にAFをOFFにする
D5300は、AE/AFロックボタンの設定に合わせて、シャッターボタン半押し時の動作が自動設定されます。
D7200は、別途指定する必要があります。
ちなみにD5300は、設定する箇所すらありません。
「MENU」ボタンを押し、鉛筆マーク(カスタムメニュー)で「OK」か「▶」を押します。
「a4半押し時AFレンズ駆動」を押して同様に、「OK」か「▶」を押します。
「しない」を選択し、「OK」か「▶」を押します。
動作確認
シャッターボタンを半押してもピントが合わないことを確認してください。
「AE/AFロック」ボタンでピントが合うことを確認します。
まとめ:上級者になろう
今回は、夜景のピントが合わない場合で説明しましたが、動く被写体にピントを合わせる場合にも有効です。
別途、詳しく記載しましょう。
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