52,980円で購入した最強のNVMeが32,933円になっています。超高速タイプの2TBでこの値段は凄すぎる!
なお1TB版も16,034円と最速クラスにしては安いです。
動画版を作りました。
待ちに待った最速・最強のSSDがついに発売しました。
PHISON PS5018-E18コントローラーを搭載しています。
これでベストなCPU・マザボ・SSDが揃いました。
※メモリは、3600MHzを流用。4,000MHzは宿題
CSSD-M2M2TPG4VNZ(2TB)
CSSD-M2M1TPG4VNZ(1TB)
CSSD-M2M5GPG4VNZ(500GB)未発売
共通事項
意外にも500MBも両面実装です。ヒートシンクは両面タイプを使いましょう。特にマザーボードに付属しているヒートシンクは、あとからの変更が難しいです。
- M.2-2280 両面実装
- PCI Express 4.0 (x4)
- NVMe 1.3
- コントローラー Phison PS5018-E18
- NANDフラッシュ Micron 3D TLC (B27B)
- 保証期間 5年間
容量による性能の違い
容量と性能の違いは、以下の通りです。いずれにしても容量が大きい方が性能が良いです。
型番 | CSSD-M2M2TPG4VNZ | CSSD-M2M1TPG4VNZ | CSSD-M2M5GPG4VNZ |
---|---|---|---|
JAN | 4988755055888 | 4988755055871 | 4988755055864 |
容量 | 2 TB (2000 GB) | 1 TB (1000 GB) | 500 GB |
キャッシュメモリ | DDR4 2GB | DDR4 1GB | DDR4 512MB |
Sequential Read (Max) | 7000 MB/s | 7000 MB/s | 6500 MB/s |
Sequential Write (Max) | 6850 MB/s | 5500 MB/s | 2850 MB/s |
Random Read (Max) | 650K IOPS | 350K IOPS | 170K IOPS |
Random Write (Max) | 700K IOPS | 700K IOPS | 600K IOPS |
TBW | 1400 | 700 | 350 |
シーケンシャルの読み取り速度は、500GBだけ6500MB/sとわずかに劣ります。
シーケンシャルの書き込み速度は、容量による影響が大きいことがわかります。
ランダムの読み込みは、影響が大きい。
ランダムの書き込みになると影響が少ない。
SSDの種類
基本を簡単におさらいします。HDDに代わる記憶デバイスとして登場し、普及しているのがSSDです。
- SATA
※一般的にPCI-eよりも低速 - PCI-e
※一般的にSATAより高速
SATA
HDDで使われているのがSATAです。実効転送速度は600MB/sです。HDDの後継であるSSDでも同様にSATAを使っていましたが、SSDの高性能化により転送速度が足りなくなりました。
そこで登場したのがPCI-e接続です。
PCI-e
PCI-Expressとも言われ、グラフィックボードで使われることが多い方式です。
近年ではSATA接続に代わって、「M.2 SSD」などPCI-eをインターフェースに使用するSSDも増えてきています。
M.2とは
M.2には、SATA or PCI-eと両方使えるタイプがあります。既存の端子と共存できない場合もあるので注意が必要です。
プロトコルについて以下の違いがいます。物理か論理かの違いですが、混同して使っている方もいることでしょう。
- SATAで使われるプロトコルをAHCI
- PCI-eで使われているプロトコルをNVMe
NVMeにも種類がある
NVMeは、物理ではなくプロトコルですが、NVMeと言えば、M.2のPCI-eであることが確定するので使い勝手がよく使われます。
NVMe Gen3 SSD
NVMe Gen4 SSD
まとめ:SSD規格による違い
SATA SSDの最大転送速度は、600MB/sです。対してPCIe 3.0は1レーンあたり1GB/sであり4レーンを使うため、NVMe Gen3 SSDは、4GB/s。NVMe Gen4 SSDは、8GB/sです。
規格 | 転送速度(理論値) |
---|---|
SATA SSD | 600MB/s |
NVMe Gen3 SSD | 4,000MB/s |
NVMe Gen4 SSD Gen.4 x4 NVMe 1.3 |
8,000MB/s |
NVMe Gen4 SSDには2つの世代がある
2つの世代があるので説明します。
5,000MB/s世代
NVMe Gen4 SSDが使用可能になったのは、2019年第3世代Ryzenの登場した2019年7月7日です。
SSDのコントローラーがPHISON PS5016-E16になり、5,000MB/sが可能になりました。
そのあとも、いくつのコントローラーが発売しましたが、PHISON PS5016-E16を超える性能は、次世代までありませんでした。
PHISON PS5016-E16コントローラーを搭載したSSDは、OEMにより様々なメーカーから発売しています。
3種類ほど目視しましたが、色が違う程度で中身は同じようです。
7,000MB/s世代
主に3製品登場しています。
Samsung 980 PRO 2020年10月28日ごろ登場
容量により性能が違いますが、最大容量の1TB版で記載します。
7,000MB/sまで可能になった最初のSSDは、2020年10月28日ごろ登場した「Samsung 980 PRO」です。
読み込み速度こそ7,000MB/sですが、耐久性(TBW)が従来製品の半分(600TB)しかなく、書き込み速度は、5,000MB/sでした。
WD_BLACK SN850 2020年11月13日に登場
2020年11月13日に登場したのがWD_BLACK SN850です。
容量により性能が違います。最大容量の2TB版で記載します。
読み込み速度は、Samsung 980 PROと同じ7,000MB/sですが、書込速度は5100MB/sと若干速いです。
※1TB版なら5300MB/s
耐久性(TBW)は、2TB版なら1200TB。1TB版 600TBです。同じ性能なら容量に比例するためSamsung 980 PROの倍になります。
CFD PG4VNZ シリーズ 2020年12月12日に登場⁉
2020年11月上旬の予定が12月中旬まで延期しました。
読み込み速度は、7,000MB/s
書き込み速度は、6,850MB/s
TBWは、1400TBと書き込み速度が速く耐久性も高い最強のSSDです。
2TB版は安い。
CFD PG4VNZ 2TB 52,980円
WD_BLACK SN850 60,713円⇒現在58,296円
Samsung 980 PRO 2TB版なし
1TB版は性能相応にお高い
1TBは、性能相応にPG4VNZシリーズがお高いです。
- CFD PG4VNZ 1TB 26,800円
- WD_BLACK SN850 25,602円
- Samsung 980 PRO 24,980円
性能について
現在において、各世代の代表的なSSDを集めました。各2TB 新品で試しました。
- Crucial P5 Gen3のハイエンド SSD
- SABRENT ROCKET NVMe 4.0 5,000MB/s世代の代表として選定 PHISON PS5016-E16
- PG4VNZ 2TB 現在、最速・最強のSSD PHISON PS5018-E18搭載
検証環境
関係ないかと思いますが、BIOSを最新にしました。
- AMD Ryzen 7 5800X
- NH-D15 chromax.black
- B550I AORUS PRO AX
- CRUCIAL BALLISTIX 3600MHz
PG4VNZ 2TB 現在、最速・最強のSSD
本日発売したSSDです。最速・最強のSSDと言えて良いでしょう。
さすがPHISON PS5018-E18コントローラーを搭載したSSDです。7,000MB/s世代においても最速です。
SABRENT ROCKET NVMe 4.0 5,000MB/s世代 PHISON PS5016-E16
PHISON PS5016-E16を採用した製品は、大量にありますが、比較的新しいSABRENT ROCKET NVMe 4.0を選定しました。PHISON PS5016-E16コントローラーを採用した製品なら、ほとんど同じだと思われます。
1年前までは、PHISON PS5016-E16コントローラーを採用した製品が、一番でした。今でも速いと言えます。
Crucial P5 Gen3のハイエンド SSD PHISON PS5018-E18搭載
Gen3のハイエンドで代表的なSSDと言えばCrucial P5でしょう。
実用面でおいては、十分な性能。
もっとコスパを期待するならP2がおススメです。
もっとコスパを重視するなら
ベストなSSDと言えばP2でしょう。
温度について
書き込み量を8倍にして負荷テストをしました。
ヒートシンクの必要性について調査した時の話ですが、別のSSDだとヒートシンクなしで90℃くらいになりました。
『ASRock DeskMini X300 ハイエンドSSDにはヒートシンクが必須!』
性能と発熱は比例します。
そこで『MSI MEG B550 UNIFY-X / MSI MEG B550 UNIFY』のヒートシンクで冷やしました。両面冷却タイプです。
SSDは、何度以下にすべきと言う明確な基準はありません。
大雑把に以下のようになります。
70度以下で良い派
60度以下で良い派 ★ここぐらいを目指したい
50度以下で良い派
今回は、最高温度が47℃なので十分です。
十分に冷やすことができました。
まとめ:期待のSSDがついに発売
待ちに待ったSSDがついに発売しました。
7,000MB/s世代が出そろったため、1年間は本SSDが一番の選択となるでしょう。