M.2 PCIタイプの本命970EVOが、Amazonでも販売が開始されました。5月11日に発売です。
HDDからSSDに変更することで爆速化しますが、SATAの制約により600MB/sが限度です。
そこでM.2の出番になります。M.2にはPCIタイプとSATAタイプがあり、SATAタイプなら上記と同様で600MB/sが限度です。
PCIタイプなら3000MB/sと、爆速と言われていたSATAタイプのSSDよりも、さらに5倍速くなります。
M.2 PCIタイプと言えば2016年12月に発売した760EVOが定番でしたが、5月11日から970EVOが登場します。
970EVOと960EVOの違い
速度は、僅かに向上。熱対策により温度上昇による速度低下が少し改善されたこと。書込寿命が1.5倍になったことが大きな違いです。
- 速度がわずかに向上。
- TBW(総書き込みバイト量)が1.5倍に倍増
- TBWの変更に伴い保証も3年⇒5年に大幅増加
- 熱対策が施された
- 熱耐久性もわずかに改善
SSDの分布図
大きさ | タイプ | 速度上限 | |
---|---|---|---|
SSD | 2.5インチ | SATA | 600MB/s |
M.2 | SATA | 600MB/s | |
PCI | 3000MB/s |
インテル VS サムスン
今までM.2のPCIタイプはSamsung SSD 960 EVOの独占でした。ところが4月12日になってインテルがIntel SSD 760pを送り出したため、価格競争となっています。
性能はほぼ互角です。新製品の970 EVOによりSamsungが有利になっていおます。
Samsung SSD 960 EVO 1TB
Amazonで10%OFFのクーポンを適用すると、46,620円となります。
Samsung SSD 970 EVO 1TB
62,000円程度とのことですが、まだAmazonと楽天に記載はありません。
Intel SSD 760p
Amazonで48,480円。楽天でも、「楽天ビック+買い物マラソン」で同等の価格になります。
M.2のSATAなら種類が豊富
速度は、600MB/s未満と遅くなりますが、価格が2/3程度で済みます。以前なら爆速と言われた部類になります。
まとめ:今ならM.2のPCIタイプ
SATAタイプからPCIタイプにすると価格が1.5倍になるため悩ましい選択です。速度は5倍。
速度も重要ですが、もっと重要なことは保存容量が十分にあることです。どんなに速くても容量不足になると意味がありません。
また、SSDは容量が少なくなると劇的に遅くなる性質を持っていることも押さえておきましょう。
価格と容量を考えて最適な選択を目指します。
SATAタイプからPCIタイプに変更することでベンチマークの速度は大幅に増加しますが、体感速度はあまり変わらないとのことです。
この点は、メモリのクロック速度と同様なため、高価なPCIタイプか安価なSATAタイプかは、ベンチマーク上、高速な男のロマンに投資するか否かで決めると良いでしょう。