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ハイエンドSSDにはヒートシンクが必須!ASRock DeskMini X300

2020年11月2日

ASRock DeskMini X300で遊んでいます。

SN750もいいかも。ヒートシンクのついたSSDです。良く冷えます。

レビュー WD Black SN750 NVMe SSD ヒートシンク搭載モデル

 

今どきのマザーボードにはヒートシンクが備わっています。

しかし、ASRock DeskMini X300にはありません。

NVMeタイプには以下のクラスがあります。

  • ハイエンドNVMe Gen3(例Crucial P5)
  • ローコストNVMe Gen3(例Crucial P1/P2)

結論から言うとP2ぐらいならヒートシンク不要。

しかしハイエンドなCrucial P5となるとヒートシンクが必要です。

 

テスト環境

今回は、贅沢な部品をふんだんに使いました。

ケース・マザー

ASRock DeskMini X300

CPU

Ryzen 7 PRO 4750G

CPUクーラー

Noctua NH-L9a-AM4 chromax.black

MVNe

高コスパSSD Crucial P5 !NVMe PCI-E Gen3 高性能クラス

 

P2は、ヒートシンクなしで調べました。

 

室温について

室温は、最高温度にも大きく影響します。10月下旬の信州で調べているためファンヒーターで21度に調節して測りました。

夏場だと28度程度になると思います。このことを考えるとSSDの温度は、60度以下を目指したいところですね。

 

ヒートシンクは4タイプで調査

一長一短があって面白かったです。ファンがあったら、もっと冷えたのでは?と思ってしまいます。

①5.64mm
②9.94mm
③9.75mm
④15.84mm
20.76mm(ご参考)底面から

 

①1個あたり150円未満。安い!

②643円。値段相応に良く冷える

③SilverStone 見た目が良い。1,570円。②より冷えない(´;ω;`)

④見た目相応に良く冷える。 2,190円。しかし、USB2を増設している時に干渉する

高さは、こんな感じです。

 

テスト方法

今回は、パフォーマンスを計測することではなく負荷をかけることなのでCrystalDiskMarkにて通常の8倍(8GiB)の大きさにしました。

 

発熱はHWiNF64で調べました。

SSDは、そもそも何度以下なら大丈夫か

様々なサイトを見ましたが、明確な基準はないようです。

クルーシャル P2は、メモリチップの温度の計測しかできないようです。

対してP5は、メモリチップとメモリコントローラーの温度が計測できます。

メモリチップの方が温度に弱いです。メモリコントローラーは、メモリチップよりは温度に強いです。

89度でも速度の低下がなく、ライバルであるSamsung SSD 970 EVO Plusも高熱による速度低下はないです。

とはいえ高熱が続くと故障率が高まることも明らかです。

ヒートシンクがなくても、ヒートシンクの着用するように明記されているSSDもあり、温度は下げるべきでしょう。

10度刻みでデジタルに分類する必要はありませんが、大雑把に以下の派閥で分かれるようです。

冬のため室内温度は、21度に調整しています。夏場になると室内温度は、28度になるため夏場も耐えれるように60度を目指します。

70度以下で良い派
60度以下で良い派 ★ここぐらいを目指したい
50度以下で良い派

ヒートシンクの必要性を調べた

ただ、バカの一つ覚えのようにヒートシンクを付けても面白くないので必要性から調べました。

Crucial P2の場合はヒートシンク不要

SSDの速度と温度の上がり方は関係があります。

これだけ負荷をかけても59度であれば不要でしょう。150円のヒートシンクをつけると、もっと安心できます。

 

Crucial P2も良いスコアですがハイエンドSSDには負けます。

 

ヒートシンクなしでも59度頑張ってくれました。

 

Crucial P5はヒートシンク必要

速度はきちんと出ますが、熱くて良くありません。故障の元です。

 

P2に比べて普段の温度が15度も高く56度です。最大は89度と熱々になりました。

 

高熱でも速度はきちんと出ています。

 

Crucial P5は安価なヒートシンクでも効果はある

①150円の安価なヒートシンク

高価なヒートシンクは必要ありません。150円のヒートシンクで十分に冷やすことができました。

ただ、66度はやや高め。より冷やしたいです。

改善前(ご参考)ヒートシンク無し

 

ベンチマークの結果はほとんど同じでした。

 

もう少し冷やしたい気持ちもしますが、ベンチマークでこの値です。普段使いには十分でしょう。

 

②643円。値段装用に良く冷えます。

最大温度が5度も減ったので効果ありです。

(ご参考)150円のヒートシンク

 

意図的に負荷をかけて61度

 

③SilverStone 見た目が良い。1,570円

大きさが、似ているため②との対決に期待です。

 

③最大63度と2度も上がってしまいました。②より冷えない(´;ω;`)

性能が②と同じで良いのであれば、悪くなっています。デザインが良くても見えない部分だし、悩ましいところです。

 

書き込みのシーケンシャルが発熱用の多いところです。このグラフから放熱性能が足りていないことがわかります。

 

④見た目相応に良く冷える。 2,190円。しかし、USB2を増設している時に干渉ます。あまり変わらないように感じましたが、写真でみると高さがありますね。

 

④ここでのライバルは②でしょう。8度も低くなっています。これは凄い!しかしUSB2.0を増設した場合は干渉するので、どちらかを諦めてください。

 

(ご参考)②の結果です。違いますね!

 

発熱を上手く放出できているようです。④はすごい!(増設USB2.0が入れば)

SSDとNoctua NH-L9a-AM4の隙間はほとんどない

ヒートシンクとNoctua NH-L9a-AM4の隙間は、1mmぐらいしかありませんが、SSDを囲むようなヒートシンクも使えました。④のことです。

 

あえてIntel用のNoctua NH-L9iとNoctua NM-AM4-L9aL9iを使うことでSSDとCPUクーラーの隙間が十分にできますが、逆側も目視する限り2mmしか余裕がないので乗せるタイプしか無理だと思っています。

まとめ:ハイエンドSSDにはヒートシンクが必須!

ハイエンドSSDが出た当初は、マザーボードにヒートシンクが無かったため必要不可欠でした。

今ではほとんどのマザーボードにありますが、ASRock DeskMini X300にはありません。

高性能なSSDを使う場合は安くて良いので迷わずヒートシンクを導入しましょう。

ベンチマークを使って意図的に発熱させたときは、③で63度でした。

FF14ベンチマークだと、56度です。もう少し冷えて欲しいですね。

以下の結果になりました。

①P2なら安価な150円ヒートシンクで良い

②コスパと冷却性能から。しかも干渉しない

③性能が悪く価格も高いが見た目重視で干渉しない物なら

④USB2を増設しないなら、このヒートシンクが一番

 

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