PCまなぶ妻です。
日ごとに夜が長くなり、さまざまな虫の声の音が聞こえてくるようになりました。
こんな夜には虫の声をBGMにしてムクムクと読書欲が深まります。
私が本好きなこともあり、娘が小さな頃より、よく一緒に図書館に通っていました。
今回は図書館で繰り返し借りているうちに、ついには、我が家の本棚に仲間入りした絵本をご紹介します。
酒井駒子さんの絵本
ロンパーちゃんとふうせん
私の勝手なイメージだと酒井駒子さんの絵のタッチって独特で、すごくミステリアスで近寄りがたいと思っていました。
でも、この本に出会って、とっても「読まず嫌いだったなぁ・・。」と反省しました。
小さな女の子ロンパーちゃんのまぁるい ほっぺや、ぷっくりした手の描き方が可愛くて、また、そのおかあさんの優しいまなざしの描き方も力強くも柔らかく素敵です。
そして、なにより、ふうせんにまつわるロンパーちゃんの心情が丁寧に書かれていて、お子さんがいらっしゃる方なら、キュ~ンと来るはずです。
そしてそして、とことん、ロンパーちゃんの気持ちに寄り添う、お母さんの姿に、私は尊敬の念を抱きました。
ネタバレになるので詳しくはお伝え出来ませんが、ラストシーンのページを見ると、お月見に出掛けたくなり、まさに、この時期におススメです。
よるくま
ある夜、迷子になった『よるくま』が『ぼく』のところに、お母さんを探しにくるお話しです。
また、ここに登場する『よるくま』のお母さんの『よるくま』を思う気持ちが素敵過ぎます。
私の理想とする母親像です。
この絵本は数年前にNHkのEテレ『てれび絵本』という5分間番組で女優の高畑淳子さんが読み語りしていたのがきっかけで知りました。
あったか~い声色が『よるくま』のお母さんそのもので、すっかり魅了されて、図書館へ走ったことを思い出しました。
まとめ
酒井駒子さんの絵本には、忘れかけてしまう理想のお母さんの姿がたくさん、散りばめられています。
子育てに疲れてしまい、気持ちがザワザワした時など、お子さんとページを開くと気持ちがほっこり和らぎます。
絵本の読み聞かせは、読んでもらっている子どもばかりではなく、実は読み手の母親の情緒も安定させる効果もあるそうです。
この秋、大人可愛い絵本で、親子共々、癒されてみてはいかがでしょうか。
マイクロソフト認定トレーナー。専業ブロガーになり1年経過(別名:ひきごもり)。ブロガーなのに誤字脱字王。滑舌が悪いのにYouTuber。『自己紹介』