※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

Windows

Windows 11 メモリ不足 パソコンの動作が遅い

2023年11月29日

各OSについて(参考)

Windows10

週末にかけて動画版を作成します。良かったらご覧ください。

Windows 10版は2015年8月7日に執筆しました。早くも8年が経過します。XP版はなんと2012年1月15日から執筆しているとは我ながら考え深いです。

このページで学ぶこと

  • メモリは必要なだけ搭載する。多くてもメリットは少ない
  • Windows 11の動作が遅い場合に、メモリ不足か判断ができる
  • メモリ不足だった場合に、メモリの購入方法がわかる
  • メモリの増設方法がわかる

薄型ノートパソコンなどメモリが増設できないPCもあります。
ご使用のPCでメモリが足りているか。足りていない場合に何GB搭載のメモリを搭載したPCを購入すればよいかの参考になれば幸いです。

8年前との違いは以下の通り

8年前はHDDの方も多く、メモリを多めに搭載することでスーパーフェッチの恩恵があった。今は必要なだけで良い。

メモリは必要なだけ搭載する。多くてもメリットは少ない。

メモリの価格が安くなった

メモリの価格が安くなりました。安価に導入できるようになったのでメモリ不足のパソコンが減りました。

DDR4 16GB 3,940円

DDR5も4,800MHzは安くなりました。

HDDからSSDに代わり速度が高速になった

メモリが足りないと、動かなくなるのではなくSSDに書き込みを行います。HDDの時代はランダムアクセスが遅いのでメモリ不足が発生するとパソコンが使えないぐらい著しく遅くなりました。SSDは書き込みが高速でランダムアクセスが早いです。このため少しぐらいのメモリ不足なら問題なく動きます。

極端にメモリが少ないとPCが動かない時あります。SSDはHDDと違って書き込み回数に制限があります。頻繁にメモリ不足があると寿命を縮める原因になるので望ましいことではありません。(SSDの書き込み耐性も年々高まっていますが、古いSSDは要注意)
※SSDの健康状態は「CrystalDiskInfo」で分かります。心配なら確認をしましょう

スーパーフェッチ機能の有効性が半減した

Windows Vistaより搭載されたスーパーフェッチ機能とは、スーパー先読み機能のことです。メモリに余力があれば頻繁に読む取るファイルを先読みするものです。

HDDの時代は、メモリを多めに搭載することにより、ファイルを先読みすることで体感速度も改善されました。

高速なSSDになると、恩恵がほどんど無くなりました。

メモリ不足か判断する

メモリ不足を確認する場合は、[Ctrl]+[Shift]+[Esc]を押します。

すると「Windows タスクマネージャー」が表示されます。初めて、起動した場合は、以下の画面になります。

次に「パフォーマンス」タブをクリックし、「メモリ」を選択します。

メモリが足りている場合

普段使っている状態にしてください。ゲームをしているならゲームを起動。Photoshopを使っているなら編集画面にする。

物理メモリ:実際にパソコンに実装しているメモリ容量。右上の数値。今回の例だと4GByteです。

使用メモリ:実際にコンピュータが使用しているメモリ。物理メモリを超えると著しく遅くなります。コミット済みの左側の数値。今回の例だと2.7Gbyteです。

今回の例だとメモリが足りています。

ここで記載したのは、メモリが足りているかどうかの判断だけです。

上記の画面の場合、メモリは4GByte入っており、その中で2.7GByte使用中であることがわかります。

メモリが足りない場合

物理メモリ:実際にパソコンに実装しているメモリ容量。右上の数値。今回の例だと2GByte

使用メモリ:実際にコンピュータが使用しているメモリ。物理メモリを超えるとHDDの場合は著しく遅くなる。コミット済みの左側の数値。今回の例だと2.3Gbyte

今回の例だと、300Mbyteほどメモリが足りなく、HDDだったら著しく遅い状態です

今どきのパソコンを快適に使うには、最低でも8GB以上は必要です。

コミットとは(参考情報)

タスクマネージャーには、コミットと言う表示があります。

コミットとは、物理メモリ+SSD上の仮想メモリのことです。

今回の例では 2.9GByte = 物理メモリ2Gbyte +HDD上の仮想メモリ0.9Gbyte です。

パソコンは、メモリ不足になっても動きます。その仕組みのことを仮想メモリといいます。

メモリ不足分をHDDに書き込むのです。メモリの速度とHDDの速度は、1桁以上の違いがあります。著しく遅くなりますが動かないよりマシです。遅くてもかろうじて動く。それがメモリ不足の状態です。

実際にどのくらい必要としていたかが、[コミット済み]の左側の数値-[物理メモリ]です。

【補足】コミット右側の数字は?

物理メモリ+ページングファイル(仮想メモリ)です。

HDD上の仮想メモリのことをページングファイルといい、実際に目で見ることも可能です。

ページングファイル参照方法

初期値では、参照できません。設定を変更します。

エクスプローラを立ち上げ、[・・・]から[オプション]をクリックします。

[表示]タブをクリックし、一番下にスクロールしたあとに、「保護されたオペレーションシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックをはずします。「適用」ボタンをクリックします。

[表示]タブをクリックし、[ファイル名拡張子]と[隠しファイル]のチェックを入れます。


以上で、ページングファイルは、実際に目でみることができます。

右側の数字は、ページングファイルといって、メモリが足りないときに書き込むファイル+物理メモリのことです。上記の例ですと、物理1Gbyte以外にHDD上に1,231,480KB=1.17GBあらかじめ準備しています。メモリが足りない状態に備えて1.7GBあらかじめ確保しています。

メモリに余力がない場合は、追加しょう!

比較的新しいパソコンであれば、16GByteが4,000円程度で購入することができます。

バッファローさんで対応メモリを調べます。
http://buffalo.jp/products/catalog/memory/をクリックし、自分のパソコンを絞り込む

20130515

同じようなものが表示された場合、スペックと発売日が同じであれば、どちらでも良い。

20130515a

メモリーも二つ以上、表示されることも多い。通常、数値の大きい方をえらぶ。その方が性能がいいだけではなく、価格が安いことも多い。もし、価格が安ければ、数値の小さい方でもかまわない。性能は、体感的にはわからない程度の違い

20130515b

今回検索した目的は、DDR#-1###を見るためです。#には数値が入ります。

20130515c

赤線部分をコピーします。アマゾンで検索しましょう。今回の例だと、「DDR3-1333」で検索

20130515d

今は8GB以上を搭載した方が快適に使えます。

自作の場合は、マザーボードの型番からメモリの種類を調べることになります。

今ではAmazonが最安値である時が増えています。

メモリの種類について

まずは、デスクトップ用かノートパソコン用かによってわかれます。

[デスクトップ]or[ノートパソコン]

次にパソコンの世代によって、さらに細かくわかれます。今だと以下の2種類

DDR4 or DDR5

クロック周波数によってわかれます。パソコンの対応非対応は、先ほどのバッファローさんで調べると確実です。

2枚組で買うのが一般的です。(最新のモバイルパソコンの場合は、例外もあります。)

pcmanabu家で使用していた旧メモリ

DDR3メモリ

この写真の例だとノートパソコン用DDR3-1333タイプになります。

メモリ増設方法

以下を参照ください。慣れた人であれば、簡単にできます。私の場合5分程度。バッファローさんのサイトにも、「はじめてでも大丈夫」と明記されています。自信がない場合は、詳しい知人やお店に頼みましょう。

メモリまるわかりガイド「メモリ増設にチャレンジ!(取り付け編)」 | BUFFALO バッファロー
http://buffalo.jp/products/catalog/memory/memory-guide/add.html

まとめ

メモリが足りない時は、増設しよう!メモリ不足の場合は、これだけの作業で快適なマシンになります。ぜひお試しください!

関連URL

タスク マネージャーの見方(Memory)

-Windows
-