推奨インストールをすると最低限度のアプリしかインストールされません。Fullインストールを選んだ方が面白そうです。
Raspberry Pi OSが、2023年10月10日にbookwormへメジャーアップデートしました。
- bullseye(ブルズアイ) 2021年11月8日発表
- bookworm(ブックワーム) 2023年10月10日登場
以前は、NOOBSを使ってRaspberry Pi OS(旧名称:Raspbian)を作っていました。
Raspberry Pi Imagerの登場により簡単にRaspberry Pi OSを作ることが可能になりました。
bookwormの壁紙です。青がベースになり雰囲気が変わりました。

bullseyeの壁紙です。(ご参考)

(ご参考)動画版でもインストール方法を紹介
動画版でもインストール方法を紹介しています。
動画を見たい方は、ラズベリーパイ OSの作成 9:29からご覧ください。
Raspberry Pi Imager v1.6.2と少し古いものです。
OS作成が楽になった
Raspberry Pi Imagerが v1.8.1になり少し画面が変わりました。
NOOBSの時は、MicroSDカードが32GBの容量を超えると大変でしたが、64GB以上でも楽になりました。

作成したいMicroSDカードを差し込みWindows等の機器に接続します。

『Raspberry Pi Downloads - Software for the Raspberry Pi』に移動します。
該当するOSをクリックします。
興味のある方は、事前に45秒のインストールビデオをご覧ください。

ダウンロードしたファイルを実行すると、インストールが始まります。
「Install」をクリックです。

「Run Rasperry PI Imager」にチェックを入れて、「Finish」をクリックします。
すると「Rasperry PI Imager」が実行されます。

「CHOOSE OS」をクリックします。

「Raspberry Pi OS(32-bit)」をクリックします。推奨(Recommend)と書いてありますからね!
注意:この場所だと最低限のアプリしかインストールされません。1.1GBのダウンロードが必要です

様々なアプリで遊びたい場合は、「Rasperry Pi OS(other)」を選択し、Fullを選択します。
3GBのダウンロードが発生します。

「CHOOSE SD CARD」をクリックします。

パソコンに挿入しているMicro SDカードを選択します。

「WRITE」をクリックします。

最終確認です。SDカードの内容を削除してよければ「YES」をクリックします。

以上で終了です。楽すぎる!SDカードを取り出して「CONTINUE」です。

作成したSDカードをラズベリーパイに入れます。

128GBのマイクロSDカードでも問題なく起動ができました。

まとめ:8GB版登場にふさわしいアップデート
初心者にとってOSのインストールは、難しいものだと感じていました。
今回のアップデートによって初心者に優しい物に改善されました。
関連URL
旧方法:NOOBSを使ってRaspberry Pi OS(旧名称:Raspbian)を作る
Raspberry Piをインストールするには、インストールメディアを作成する必要があります。
Mac・Windowsと違ってMicro SDカード一択です。
通常は、32GBを使います。あとはお好みで64GB以上を使います。
64GB以上を使うには、FATフォーマットをしてください。
64GB以上のFATフォーマットは、Windows標準のアプリケーションや通常推奨しているフォーマットツールでは出来ません。
詳しくは、『Raspberry Pi 4で64GB以上のインストーラーを作成する』を参照ください。
安価な製品には、偽物が多いのでAmazon直販がオススメです。
- Pi3までは32GBまで
- Pi4からは2TBまで

Raspbianオペレーティングシステムを入手する
初心者の場合は、NOOBSソフトウェアを使うのが簡単でオススメです。
NOOBSをダウンロードします。
『Raspberry Piのダウンロードページ』に移動します。

「Download ZIP」をクリックします。

SDカードをフォーマットする
『NOOBS-Raspberry Piドキュメント』にインストール手順が記載してあります。
インストールする前にフォーマットすることが記載されています。
WindowsならSD AssociationのFormatting Toolを使用することが推奨されています。
『SD Memory Card Formatter - SD Association』に移動してツールを手に入れてフォーマットしましょう。

日本語のマニュアルに、さっと目を通しました。特に気をつけることはなさそうです。
ファイルをダウンロードしてインストールしました。
念のため上書きフォーマット(物理フォーマット)しました。
物理フォーマットを間違ってすると、データの復旧は不可能なので、カードの選択が120%間違いないことを確認して実施してください。
32GB以下の場合
SDHCのマークと文字列があります。

フォーマットをすると、FATフォーマットになります。

64GB以上の場合
64GBの物理フォーマットだと1時間ぐらいかかりました。
32GBを超える場合はexFATのみになります。

フォーマットをすると、exFATフォーマットになります。

『Raspberry Pi 4で64GB以上のインストーラーを作成する』を参考にFATフォーマットにしてください。
ダウンロードしたファイルを解凍して中身をSDカードに保存して終了です。

旧方法のまとめ(NOOBS):1つのファイルを準備するだけで良い
WindowsやMacに比べて簡単かと思いましたが、同等程度の大変さです。
IT全体のスキルアップするには、WindowsとMacも体験するのが近い道です。
興味のある方は、Windows・Macでも体験してください。
関連URL
まとめ 誰でも気軽にできるRaspberry Pi 4 model B
Windows 10 インストールメディア作成方法(DVD・USBメモリ)

マイクロソフト認定トレーナー。専業ブロガーになり1年経過(別名:ひきごもり)。ブロガーなのに誤字脱字王。滑舌が悪いのにYouTuber。『自己紹介』