動画版作りました。
メモリとSSDと言えばCrucialです。
※一択ではなく他にもいろんなメーカーがあります
今回は、Crucial Ballistix Maxをレビューします。購入したのが2020年11月9日です。
当時、57,235円しました。orz
様々なマザーボードで試しましたが、Infinity Fabric 1:1で動かず。
- MSI MEG B550 UNIFY-X
- X570 Mini ITX GIGABYTE I AORUS PRO WIFI
- B550I AORUS PRO AX - GIGABYTE
CPU依存の噂もあったので試しました。それでもInfinity Fabric 1:1で動かず。
- Ryzen 5 5600X
- Ryzen 7 5800X
- Ryzen 9 5950X
ついに2021年4月5日(月)にASUS ROG CROSSHAIR VIII DARK HEROで動きました。
「ASUS ROG CROSSHAIR VIII DARK HERO」は、発売当初からInfinity Fabric 1:1で動くとの情報でした。
本来なら2020年12月下旬に実現できる予定でしたが、Amazonからの発送が遅れて今に至りました。
DDR4 4000MHz Infinity Fabric 1:1を実現した環境について
以下の環境で動きました。もっと早く「DARK HERO」が手に入ってれば...
- ASUS ROG CROSSHAIR VIII DARK HERO
- Ryzen 5 5600X
- Crucial Ballistix Max DDR4 4000MHz
実現方法
初期値では動きませんでした。
BIOSで2か所を変更するだけで動きます。
関係あるか不明ですが、BIOSは最新にしました。
※海外の情報だと関係があるようです。
XMPを有効にする
どのマザーボードでも初期値はSPDになっています。そこでXMPを有効にします。
EzModeが好きなので移動させてください。
「EzMode」をクリックです。
ASUSは、D.O.C.P.との表記です。有効にしますので「Disabled」をクリックです。
「Profile#1」をクリックします。
DDR4 4000MHzの値が入っていることがわかります。
「Advanced Mode」をクリックして移動します。
「Extreme Teaker」をクリックし、FCLK FrequencyのAutoをクリックします。
2枚で2倍の速度を実現しているので、ここでの値は、2000MHzです。
最後に保存します。「Exit」をクリックし、「Save Changes & Reset」をクリックします。
最終確認です。変更する値がが一覧で表示されます。「OK」ボタンをクリックです。
以上で夢の4000MHz Infinity Fabric 1:1が実現しました。
外部GPUの場合は、1%ほど性能が向上します。
内蔵GPUの場合は、ゲームで10%ほどの性能向上が期待できます。
※まだ同世代の内蔵GPUは発売していません
普段からCrucial(クルーシャル)を愛用
普段からよくCrucial(クルーシャル)を愛用しているのでBallistix(バリスティックス)も使い始めました。
『Ryzen第3世代向けの新メモリ CRUCIAL BALLISTIX』
試しにノートパソコン用のメモリもBallistixにしてみました。
『レビュー ゲーミングメモリ Crucial Ballistix SODIMM 32GB』
Ryzen 5000シリーズに最適なCRUCIAL BALLISTIX MAX
AMD Ryzen 5000シリーズに最適なメモリは4000MHzとも言われています。
しかし、AMDが公言しなかったり、逆に一部はAMD Ryzen 5000シリーズに最適と4000MHzのメモリを発売したりしています。
自分なりにいろいろ整理すると以下の2つの可能性があります。
4000MHzにて使用する際にすべてのRyzen 5000シリーズでInfinity Fabricを1:1に出来るとは限らない。
AGESAのカスタマイズが終わっておらず、4000MHzのメモリを挿入するとInfinity Fabricが1:2になる
言えることは、まだ4000MHzがスイートスポットと公言できる状況ではないことです。
AGESAとは、CPUのファームウェアのことです。
Crucial Ballistix Maxとは
Crucial Ballistix MAXゲーミングメモリは究極のオーバークロックのために設計されいて、最新のAMDとIntelプラットフォームに対応しています。
ブラックカラーの高品質押出アルマイト製ヒートスプレッダーが最高の熱放散を実現し、同時にDIMM上センサーによるリアルタイムの温度監視も可能です。
購入したCrucial Ballistix Maxについて
Crucial Ballistix Max 2x16GB (32GB Kit) BLM2K16G40C18U4Bは、57,235円でしたが、既に48,000円まで値下げします。orz
良く冷える
重さと冷却性能は比例するものです。重たい!当社比1.66倍です。
持った瞬間に重たい思うメモリ66.1g
Ballistix無印は、MAXより軽いです。一般的な重さです。
デザインからBallistix無印よりコルセアの方が重そうに見え感じましたが、計測すると違いました。38.2g
大きさについて
3製品を比較してみました。
- Crucial Ballistix Max 8.11mm
- Crucial Ballistix 7.23mm
- CORSAIR VENGEANCE 7.61mm
- Crucial Ballistix Max 38.59mm
- Crucial Ballistix 38.36mm
- CORSAIR VENGEANCE 33.57mm
4000MHzと3600MHzの差を比較する
4000MHzをInfinity Fabricが1:1の状態で動かすことができれば1%ほど処理が速くなるハズです。
以下の環境だとInfinity Fabricが1:2になります。BIOSのアップデートにより初期値でInfinity Fabricが1:1になるようになって欲しいです。
CPU:AMD Ryzen 7 5800X
マザーボード:B550I AORUS PRO AX(BIOS:F11d AGESA ComboV2 1.1.0.0 C)
メモリ:Crucial Ballistix Max 2x16GB (32GB Kit) BLM2K16G40C18U4B
Infinity Fabricが1:1かは、CPU-Zで確認します。
以下は、駄目な例です。4000MHzで動作しているのでDRAM Frequencyは、約半分の1996MHzで正常です。
しかし、Uncore Frequencyは、さらに半分になっています。Infinity Fabricが1:2の証拠です。
正常な場合。
4000MHzで動作しているのでDRAM Frequencyは、約半分の1999.5MHzで正常です。
RAM Frequencyは、同じ数値です。
Crucial Ballistix Maxはとても良い
B550I AORUS PRO AXのサポートリストにCrucial Ballistix Maxが掲載されており、安定して動作しています。
また、Ryzen 5000シリーズで4000MHzをInfinity Fabric 1:1で動作することについては、これから実現できることが多くなると思っています。
4000MHzを先行して体験したいマニアには、とても良い製品です。
あとは、Ryzen 5000シリーズの4000MHzをInfinity Fabric 1:1 安定動作に期待して待ちましょう。
関連URL
『Ryzen第3世代向けの新メモリ CRUCIAL BALLISTIX』
『レビュー ゲーミングメモリ Crucial Ballistix SODIMM 32GB』
現マイクロソフト認定トレーナー。元プログラマー。元大規模ネットワークエンジニア。ITインストラクター『自己紹介』