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Ryzen Masterでエコモード・オーバークロックを楽しむ

2019年12月1日

Ryzenでエコモード・オーバークロックを楽しもうとしてもBIOSで設定が見当たりません。

 

実は、Ryzenのエコモード・オーバークロックは、Ryzen Masterというアプリケーションで実施します。

※メモリのオーバークロックは、BIOSで実施してください。

Ryzen 第3世代に最適なメモリは3600MHz CL16』に記載しました。

Ryzen Masterのインストール方法

AMD Ryzen™ Master Utility for Overclocking Control | AMD』にアクセスします。

「DOWNLOAD NOW」をクリックしてダウンロードしてインストールしてください。

 

初期の画面はモニターのみ設定はできません。

設定は、以下のHomeより下の4つで行います。

「Eco Mode」は、TPPを95W以上は65Wに変更し、65Wは、45Wに変更します。

AMDによると、Ryzen 9 3950Xの場合は、65Wエコモードで、パフォーマンスは77%になります。消費電力が44%削減され、7度下げることができるとのことです。

「Precision Boost Overdrive」は、第2世代Ryzenに話題になった機能で、さらなる底上げをして、より高速を目指すものです。

  • PPT
  • TDC
  • EDC

「Auto Overclocking」は、以下の4つ指定できます。

  • Boost Overdrive CPU
  • PPT
  • TDC
  • EDC

なんの値を設定すれば良いかはデフォルトの値が参考になります。CPUによって異なるのでメモってください。

  • PPT 128W
  • TDC 80A
  • EDC 125A

PPT Limitは、電力[W]単位の設定値となっており、Precision Boost Overdriveの有効時にCPU全体が消費可能な電力を指定します。

TDC Limitは、電流[A]単位の設定値となっております。別途調べます。定格では80Aです。

EDC Limit 定格では125Aです。別途調べます。

設定をしたら「Apply」かストレステストもする「Applay & Test」を選びます。

 

ECOモードが表示されない場合の対処方法

私もですが、以下のように「Eco Mode」 が表示されませんでした。

Ryzen MasterでEco-Modeオプションが表示されない場合は、PBO(Precision Boost Overdrive)がBIOSでAutoになっている可能性があります。

私の場合は、BIOSを最新にしたら改善しました

ASUSのBIOSをアップデートする

MSIのBIOSをアップデートする

GIGABYTEのBIOSをアップデートする

 

対処方法

BIOSを起動して

オーバークロックオプションのPBO(Precision Boost Overdrive)オプションを探します。

通常、デフォルトで自動に設定されます。それをEnabledに切り替えます。
変更を保存し、コンピューターを再起動します。
これを実行すると、Ryzen Masterにエコモードが表示されます。

改善しない場合は、Ryzen Masterのアンインストール・インストールをしてください。

それでも駄目な場合は、BIOSを最新のバージョンにしてください。

以上で私は改善しました。

まとめ:エコーモードとオーバークロックは、BIOSと Ryzen Masterでする

オーバークロックは、初期値なら何も考えなくて出来るので簡単ですが、自分の意志でコントロールすると難しいと感じました。

冷却性能にも依存する部分なので、ゆっくり調べたいです。

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