Ryzen CPU | DDR5 | CPUクーラー | マザーボード
9月30日(金)にAMD Ryzen 5 7600Xが発売しました。
バランスの良いPCを組み立てるなら、どうなるか考えてみましょう。
定価は49,900円です。
AMD Ryzen 5 7600Xの性能について
AMD Ryzen 5 7600Xは、Intel Core i9-12900Kを超えるゲーム性能と言われています。
※根拠は、F1 2022のベンチマークの結果
シングルスレッドは、29%改善し、マルチスレッドは、50%ほど改善していると思われます。
円安の影響からAMD Ryzen 5 5600Xの当初の価格4万円より高く49,900円でした。円安がなければ妥当な所です。
余談ですが、AMD Ryzen 5 5600Xは2.5万円とバーゲンセール中です。
CPUクーラーについて
TDPはAMD Ryzen 5 5600Xに関しては、おとなしく65Wでしたが、AMD Ryzen 5 7600Xからは、TDP105W PPT142Wとじゃじゃ馬になります。
CPUクーラーの互換性はありますが、TDPが爆増しているため前世代以上の冷却性能が求められます。
Intel CPUが参考になります。Intel CPUは初期値でPBP(TDP)が無視されており、マザボ側ではMTPで動作しています。
Ryzen マザーボードの初期値が TDP105WなのかPPT142Wかによっても選ぶべきCPUクーラーが変わってきます。
もしマザボの初期値がTDP105WならDeepcool AK400 CPUクーラーがベストです。
もし、PPT142WならDeepcool AK620が良いでしょう。
簡易水冷ならNZXT KRAKEN X63が定番です。
マザーボードについて
10月2日現在、Ryzen 5 7600X用のマザーボードとしては最安で4万円台のため高価すぎます。
マザーボードは通常ならB650で十分ですが、発売が少し遅れます。そこで早く使いたいならX670 / X670E のいずれかになります。
ASUSの公式HPを見るとX670Eしか掲載されていません。価格は思いのほか差が少ないです。価格差が少ないならASUSの判断としてX670Eだけにしたのでしょう。
- ROG Crosshair X670E Hero
USB4 ×2ポート - ROG Strix X670E-E Gaming WiFi
- TUF Gaming X670E-Plus WiFi
MSIには、X670(無印)がありました。
DDR5メモリについて
今回からDDR5メモリにしか対応していません。参考になるのが「DDR5 AMD EXPOメモリ」です。
「DDR5 AMD EXPOメモリ」は、AMDに最適化されているため、安心です。
DDR5 AMD EXPOメモリは、DDR5-5200からDDR5-6400と高速な物が多いです。
DDR5-6400になると逆に処理速度が遅くなるので、間違っても選ばないようにしましょう。
4800MHzでEXPO対応のメモリは存在しません。
DDR5-5200以上が望ましいと思われます。
DDR5-6000は、価格に対するパフォーマンスを考えると、メリットは少ないように思えます。
グラフィックボードについて
GeForce 4700がGeForece 3090 Ti並みの性能と言われています。
GeForce RTX 4080は、GeForce RTX 3080 Tiの1.5倍の性能です。
GeForce RTX 4090は、GeForce RTX 3090の1.9倍の性能です。
待ってもいいし、安価なRTX 3000シリーズでカバーしても良いでしょう。
電源について
電源は、グラフィックボードに合わせる感じです。グラフィックボードには推奨電源が明記されており機種によって異なります。
RTX3080であれば750W以上が望ましいです。
現マイクロソフト認定トレーナー。元プログラマー。元大規模ネットワークエンジニア。ITインストラクター『自己紹介』