円安により厳しい自作PC昨今ですが、そんな中でもオススメのCPUがあります。
Ryzen 5 5600Xは、2020年11月6日に発売したCPUです。当時は、高性能なことで知られ一世を風靡しました。
RYZEN 5 5600Xの定価は、39,380円(税込)ですが、今は2万円未満で販売されており最もコストパフォーマンス良いCPUの一つです。TDPが65Wと扱いやすくCPUクーラーも付属しているのが魅力です。
マザボは、X570とB550が使えますが、Ryzen 5 5600Xとのバランスで言うとB550がススメ。
MSI MAG B550 TOMAHAWKがコスパが高くで中身も良いです。
Ryzen 5 5600Xで必要十分
CPUは、シングルスレッドが今でも重要でゲームなどレスポンスを必要とする場合に効果があります。
また、マルチスレッドも重要で6コアあれば多くのシーンで必要十分です。
Ryzen 5 5600XはCPUクーラー付でTDP65W
Ryzen 5 5600Xが良い2つの理由があります。
- CPUクーラーが付属している
⇒5800X以上になるとTDP 105Wになります。
AMDが推奨クーラーを明記しています。推奨されているクーラーのほとんどが1万5千円以上します。 - TDPが65W
⇒小さなCPUクーラーで十分に冷やせます。静穏性の面でも有利です。
ライバルはCore i5-12400だった
コア数と価格まで同じたが、今はAMDの方が1万円程度安いです。MBとの合計ではAMDが圧勝です。
シングルコア・マルチコアでは、僅差でIntelが勝利しています。
Intel Core i5-12400 vs AMD Ryzen 5 5600X - CPUパフォーマンスのベンチマークと比較
激安セール中
2022年3月28日の内容です。
RYZEN 5 5600Xの定価は、39,380円(税込)です。
Amazonでは、23,850円から販売されています。Amazon直販なら円
今ならAmazonタイムセール祭りで1570ポイント還元です。
Amazon直販で実質24609円。最安だと実質22419円です。
~2022年3月28日の内容はここまで~
円安にも関わらずお安くなっていることが分かります。
Ryzen 5 5600Xの特長
6コア最強のCPUであり、Ryzen 5000シリーズの中で唯一TDP 65Wと発熱が少なく、扱いやすいCPUです。
5000シリーズで唯一 CPUクーラーが付属しています。
性能は、Ryzen 5 3700Xに近く、従来のRyzenと違って高レスポンス(クロックあたりの性能が高い)。ゲーム性能もトップクラス(必要十分)。RYZEN 5 5600X 39,380円(税込)と性能相応の価格です。
Ryzen 5 5600Xがいい人
予算が限られているけど、最新のCPUを使いたい方。必要十分な性能で我慢が出来る方。
Ryzen 5000シリーズは、シングルスレッドにおいてもIntel CPUより勝っています。
発売当時、シングルスレッドが最強クラスでした。
Ryzen 5 5600Xの弱点
6コアでも従来の8コア並みの性能があります。精神的に6コアで耐えられない方は、Ryzen 7 5800Xにしましょう。
純正クーラーWraith Stealthが付属
3000シリーズは、以下のようにCPUクーラーが付属していました。5000シリーズは唯一5600Xのみです。
Ryzen 5 5600Xには、Wraith Stealthが付属し、Wraith Stealthは、一番したのグレードです。
※ LEDなしのモデルも記載します。
Ryzen 9 3900X | AMD Wraith Prism |
Ryzen 7 3800X | AMD Wraith Prism |
Ryzen 7 3700X | AMD Wraith Prism |
Ryzen 5 3600X | AMD Wraith Spire Cooler (LEDなし) |
Ryzen 5 3600 | AMD Wraith Stealth Cooler (LEDなし) |
別途純正を準備する場合は、「AMD Wraith Prism」がおススメです。
メルカリで安価に仕入れることもできます。AMD Wraith Prismは、TDPが105Wまで対応する本格的なCPUです。
大きさは、かなり違います。
冷却性能について
Cinebench R23を使っても十分に冷えて、静穏性も高いと感じました。
Ryzen 5 5600Xのサーマルスロットリングは、95℃なので、純正で十分と言えます。
クーラーは純正。室温は21度です。
余談ですが、Ryzen 5 5800Xも見てみましょう。
Ryzen 5 5800Xのサーマルスロットリングは、90℃です。
クーラーはNH-D15 chromax.black。室温は21度です。最強クラスの空冷で冷やしきれている状態です。音も、Ryzen 5 5600Xの純正クーラーに比べて大きいです。
ベンチマーク対決
Ryzen 5 5600Xのスコアです。単体で見てもさっぱりなので比較しましょう。
マルチ:10060pts
シングル:1537pts
Mac mini M1 2020
Ryzen 5 5600X(ご参考)
マルチ:10060pts
シングル:1537pts
マルチは、Ryzenの勝ち。シングルは同等の性能です。
マルチ:7684pts(M1)
シングル:1524pts(M1)
Mac mini 2018
『Mac mini 2020発売!マイナーチェンジしてMac mini 2018よりも約25%引きに』
Ryzen 5 5600X(ご参考)
マルチ:10060pts
シングル:1537pts
マルチ・シングルともRyzenの勝ちです。
マルチ:7108pts(Mac mini 2018)
シングル:1150pts(Mac mini 2018)
マルチ性能が勝っているには、互換性を捨ててまで変えたことを考えると当然の結果だと思っています。シングルも大幅に上回っています。
Ryzen 9 3950 X
『最強の本気パソコンを自作⁉AMD Ryzen 9 3950X 16コア 32コア 16スレッド』
Ryzen 5 5600X(ご参考)
マルチ:10060pts
シングル:1537pts
マルチスコアは、16コアの圧勝です。6コアでは負けます。対してシングルは、5600Xの勝利です。
マルチ:22,669pts
シングル:1300pts
マルチの性能は、3倍近くの差になっています。価格差を考えれば、素晴らしい結果だとは思う。
シングルについては、2割近く勝っていて1年の差を感じます。
MacBook Air 2020
Cinebench R20すらサーマルスロットリングが発生して本来の半分の性能しか出せませんでした。
『MacBook Air 2020が安い!!CPUコア SSD倍増しかも安くなった』
Ryzen 5 5600X(ご参考)
マルチ:10060pts
シングル:1537pts
マルチスコアは、5倍のスコアで勝利。シングルも2倍近くの差があります。
MacBook Air 2020 Intel
マルチ:2217 pts
シングル:847 pts
排熱処理が追い付かずCPUの性能が半分しかでていません。M1が優秀というよりAirがダメすぎると言えます。
Ryzen 7 5800X
本当は、Ryzen 9 5950Xが欲しかったのですが、仕方なくRyzen 7 5800Xを購入。8コアだけでも沢山持っている(笑)3台目かな。
『【レビュー】AMD Ryzen 7 5800X スピードには満足だが発熱が半端ない』CPU編
『Mini ITXでRyzen 9 5950XとRTX 3080を使う!』外側編。中身は5800X。
Ryzen 5 5600X(ご参考)
マルチ:10060pts
シングル:1537pts
兄弟対決です。マルチは、1.5倍の大差で完敗。シングルもわずかに負けています。
Ryzen 5 5800X
マルチ:15514pts
シングル:1593pts
マルチコアは、ダブルスコアで5800Xが勝っています。シングルは、互角です。価格を考えると凄い結果と言えます。
i9 9900
本当ならi9 10900が良いと思うけど、これで我慢してください。
『最強・最安・超小型パソコンを自作!Corei9-9900 8コア 16スレッド 高さ65mm』
Mac mini 2019が発売しないため、自分で作ろうとi9 9900で作ったのがこれです。
Ryzen 5 5600X(ご参考)
マルチ:10060pts
シングル:1537pts
マルチは、互角の戦いです。シングルは、5600Xの勝利です。
i9 9900
マルチ:9916pts
シングル:1270 pts
スコアを見る限りいい勝負をしていると思います。ベンチマーク結果からIntelを超越している訳ではないようです。
価格を考えると凄くM1が優秀。
ASRock DeskMini X300 Ryzen 7 4750G
『総まとめ ASRock DeskMini X300で作る最小・最強パソコン』
Ryzen 5 5600X(ご参考)
マルチ:10060pts
シングル:1537pts
マルチは、負けています。シングルは、5600Xの勝利です。
ASRock DeskMini X300 Ryzen 7 4750G
マルチ:11827 pts
シングル:1301 pts
シングルで買っている点は凄いけど、マルチでは負けています。超小型パソコンと比べて性能が良いわけではありません。
過去の実績:実質 32,028円
※43,280円 - 11,252ポイント
詳細は、以下のようになり合計26%=11,252ポイントです。
- SPU +10%
※多くの方が実現可能な数値 - お店独自 +4%
- 毎月5と0のつく日 +2%
- 楽天お買い物マラソン +9%
- 送料無料ライン39キャンペーン +1%
まとめ:迷ったらRyzen 5 5600Xがオススメ
Ryzen 5 5600Xならメルカリ等で売って、1グレード上のCPUにすることも出来ます。
私は、Ryzen 5 3600Xをメルカリを使って2万3千円で売って、Ryzen 5 5600Xを実質 32,028円で購入しています。
手数料があるため、2万3千円-2,300円(メルカリ手数料)-600円(送料)で20,100円で売ったことになります。
差額は、11,928円です。
現マイクロソフト認定トレーナー。元プログラマー。元大規模ネットワークエンジニア。ITインストラクター『自己紹介』