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【寄稿記事】3年間の集大成!特殊伐採

長野市七二会地区の山崎です。

いよいよ最後の投稿月となりました。

長野市七二会地区のミッションは以下の3つです。特に林業に関してはド素人から実施したため苦労しました。

  • 林業
  • 情報発信
  • IT教育

現在、週6日~7日ほどのペースで林業に関する業務をしていますが、地元の職人の仕事を奪いたくないことから七二会の「支障木の伐採や特殊伐採」は、断って地元の職人を紹介していました。

七二会で誰もやらないことをヤル。足の引っ張り合いはしないように心がけています。

そんな中、地元の職人達に断られて誰も手が付けられずに困っている方から仕事を頂きました。

御神木級のケヤキの手入れ

先祖代々、大切にしているケヤキの手入れです。いろんな方に仕事をお願いしましたが、断れていました。

重機が入れない狭い場所。周り(枝の下)は民家です。

地元の職人が駄目でも私の所属するNPO法人信州フォレストワークのメンバーであれば可能です。

 

今回は納期がありました。ケヤキへのダメージを少なくするために、芽吹く前に手入れをを終了させる必要があります。どんなに遅くても3月中に終わらせる必要がありました。

信州フォレストワークのメンバーだけだと納期に間に合わないため、いろんな地域の林業家の協力を得て無事に終わることができました。木に登った方も、総勢4名。実施日数は、4日間。20人日をかけて実現しました。

 

特殊伐採と言えば、クレーンを使った作業が一般的です。

そのため重機が入れないような場所での作業はできないと七二会では思われていました。

 

ロープで固定したあとに、チェンソーで伐ります。

 

これだけで200kg程度は、あると思います。ロープと人力で道路下まで移動させます。

 

今回、作業をさせて頂いた場所

重機が使えないため業者に依頼をしても断られるような場所でした。ケヤキ3本の手入れです。

歩行者が安全に歩けるように手入れをしました。

  • 周りが民家(枝の下も民家)
  • 重機が入れない場所
  • 御神木ぐらいの巨木
  • 半分以上は斜面で重機なしでの搬出が難しい場所

遠くにあると枝が細く見えますが、近くに枝をおろすと巨大な丸太に代わります。不思議です。

例えば丸く囲った部分。

 

切り口が小さく見えますが、こんな大きさです。

 

丁寧に何回も分けておろしました。チェンソーで受け口と追いを入れます。

 

最後は、手で優しく押します。

 

下は民家の屋根になるため、ロープで手前まで引きます。

 

最後は、樹木を保護するため伐った枝に保護塗料を塗ります。愛情たっぷりです。

 

枝を45cm程度の丸太にしました。写真は、今回の作業で出来た枝のごく一部です。

薪にして2年間乾かして使います。

 

もうすぐ七二会での任期が終わりますが、このような大きな仕事を依頼して頂き嬉しく思います。

作業終了後、地元の職人と会話したところ、「あと20歳若ければ俺がやったのになぁ」と私に譲ったにもかかわらず、なんだか嬉しそうに私は感じました。

私は林業士として地域とプロの林業家との調整役として協力させて頂きました。

林業家とも信頼関係が築けてホームページを作成させて頂きました。

 

私が作成したホームページ

樹木屋 http://www.jyumokuya.com

 

もちろんスマホでも快適にご覧いただけます。

 

冒頭でも書きましたが、現在週6日~7日の林業を実施しています。

七二会の林業は、3重苦からのスタートであり、実現は不可能に近い状態でした。

  • 森林整備をする場所がない
  • 作業をする技術もない
  • 一緒に作業をする人もいない

次回4月21日(土)は上記の3重苦の状態から、実現した森林整備について執筆します。

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