いよいよRyzen 9 3950Xが11月30日に発売することになりました。
280mm以上のラジエータつきの一体型簡易水冷クーラーの利用を推奨
Ryzen 9 3950XはもともとWraith Prismという空冷のCPUクーラーを付属する予定でしたが、パッケージを小型のものになり、付属しなくなりました。AMDとしては280mm以上のラジエータつきの一体型簡易水冷クーラーの利用を推奨しているとのことです。
水冷クーラーについては、『Ryzen 9 3950Xに最適なCPUクーラー(水冷クーラー)について』を参照ください。
ベースクロックは3.5GHz、ブーストクロックは4.7GHz、L2とL3キャッシュの容量は合計72MBです。TDPは105W
日本では、税別89,800円。税込98,780円です。さらに深刻なのが供給が極めて少ない可能性が高いことです。
「Eco-Mode」にも期待
消費電力を約44%減の65Wにしながら、性能低下を23%減(本来の77%)に抑える物です。
競合のCPUのCore i9 9900(8コア16スレッド 3.1GHz 52,976円)と同じような使い方がRyzen 9 3950Xを使ってできることは、大きな魅力的です。インテルCPUとTDPとベースクロックがほぼ同じでCPUの数が2倍になるので相当なワットパフォーマンスが期待できます。
温度も7℃低下するため、小さなパソコンを作りやすくなります。
750W電源、高性能グラフィックカード、50GbpsのSSD、超小型、派手なLEDと萌え萌えです。
あとはCPU 3950Xを手に入れるだけになりました。
Mini ITXでRyzen 9 3950Xが実現可能
Ryzen 9 3950Xの発売日の発表がありました。同時にCPUクーラーが付属しないこと。あと、3950Xが水冷に最適化されていることがホームページで大きく記載されています。
『AMD Ryzen™9 3950Xプロセッサー向けの熱冷却ソリューション| AMD』
※英語サイト 日本語に翻訳
28cm以上の水冷クーラーが推奨であり、現在発売されているMini-ITXで28cmに対応したオープンフレームが発売しました。
PCケースは、時間をかけて調べたところ以下の2機種が24cmの水冷クーラーが入ります。あと4cm足りません。
RAIJINTEK OPHION EVO 24cmの水冷クーラー
ついに発見したのが、『28cm水冷が搭載可能!オープンフレーム ver.mini-ITX』です。
近々、詳しくレビューします。
私が購入したものについて
オープンフレーム ver.mini-ITXによって救われました。
CPU以外は、全て揃えました。発売までの予備CPU Ryzen 5 3600X
CPUクーラー AMD Wraith Prism メルカリで購入
※物理的な干渉が無いか検証するため
Ryzen 9 3950Xで付属と思うCPUクーラーを購入しましたが、予想がはずれました。
別途、28cm以上の水冷から探します
マザーボード 『X570 Mini ITX GIGABYTE I AORUS PRO WIFI』
メモリ『G.Skill Trident Z Neo F4-3600C16D-32GTZNC』
M.2 CFD販売 内蔵SSD M.2 2280 NVMe PCI-E Gen.4 1TB
別途参照:NVMe PCI-E Gen4 M.2のまとめ
GPU GTX1060
蓋を開けるとこんな感じ
程よい空間があります。CPUクーラーは、3950Xでも以下と同じAMD Wraith Prismだと思っていましたが、予想がハズれました。
グラフィックボードはGTX1060ですが、必要に応じてRTX 2060 Superにできます。
ケースは4択
以下の3択です。
- 190×277×254 mm RAIJINTEK METIS PLUS(本記事)
- 174×375×290 mm RAIJINTEK OPHION EVO 水冷
- 174×375×245 mm RAIJINTEK OPHION 空冷だけど純正クーラーは高さの関係から不可
- 210×372×349mm NZXT H210 Mini ATIケースだけど、RAIJINTEK OPHION EVOより大きい
- 210×428×460mm NZXT H510 Elite ATXケースだけどご参考に幅210mm×奥行き428mm×高さ460mm
後者なら330mmのグラフィックカードが入ります。ただ、RAIJINTEK OPHIONだと、空冷のCPUクーラーになりますが純正のCPUクーラーは、入らないと思います。よって水冷ができるRAIJINTEK OPHION EVOになり、水冷クーラーを別途買う必要があります。見た目は、後者が萌え萌えですが、さらに3万円アップします。orz
RAIJINTEK METIS PLUSの場合
緑の分だけ空間があります。もっと長いので大丈夫そう。
RAIJINTEK OPHION EVOの場合
「RAIJINTEK OPHION」は、空冷のみの対応です。
『Ryzen 第3世代 Mini-ITXケースの本命⁉️!RAIJINTEK OPHION 』
「RAIJINTEK OPHION EVO」を購入し、水冷にする方が無難。
『Ryzen 第3世代 Mini-ITXケースの本命⁉️!NZXT New H-Series H200i』
マザーボードGIGABYTE X570 I AORUS PRO WIFI Mini-IT
個人的には、WiFi 6が萌えるところです。NVMe PCIe 4.0を2スロットサポートしています。
公式サイト『X570 I AORUS PRO WIFI (rev. 1.0) | Motherboard - GIGABYTE Global』
『レビュー 第3世代Ryzen用マザーボード X570 Mini ITX GIGABYTE I AORUS PRO WIFI』
M.2はNVMe Gen4 PCIe M.2のRAID構成か
X570マザーなら、M.2のPCI Express 4.0 (Gen4) × 4のRAIDにより上限が100Gbpsまでです。
私だけだと思っていますが、初期不良にあたり動きませんでした。
別途購入して解決しました。
CPUは16コア Ryzen 9 3950X
通常の用途なら16コアも不要なので、予算に合わせて調節してください。
グラフィックカード
本件は、『第3世代Ryzenに最適なビデオカードについて!Superも考慮に』にまとめました。
ケースがRAIJINTEK OPHION限定ですが、RTX2070 SUPER
330mmまで入るケースに対して268mmです。
メモリについて
Ryzen 3世代に最適化されたTrident Z Neoがベストです。
メモリについては、『Ryzen 第3世代に最適なメモリについて』を参照ください。
G.Skill Trident Z Neoについては、『レビュー G.Skill Trident Z Neo F4-3600C16D-32GTZNC』を参照ください。
まとめ:16コアで最高を目指そう
Mini-ITXで3950Xは、無理かと思ったら可能になりました。ミニサイズで16コアが可能です。
興味のある方は、お試しください。